【インタビュー】シーサー小林氏に聞く ― Facebookページのタイムライン化について ―

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先週に引き続き、今回のPickup!アプリはFacebookページのタイムライン化についてのインタビューです。今週はSeesaaブログで有名なシーサー株式会社 取締役の小林史征氏にお話を伺いました。Rexでもご紹介したことのある「TabImpact」を提供されている同社。TabImpactを使えばブログ感覚でFacebookページ内に様々なコンテンツを入れることができるということで、お手軽にWelcomeページを作れるツールとしての活用が多かったと推測されます。そんな同社は今後のFacebookアプリ事業について、どのように考えておられるのでしょうか。
―― Seesaaブログで有名なシーサー社がFacebookアプリを開発した経緯を教えてください
2003年の設立当初からSeesaaブログをメイン事業として、自社でブログサービスを展開するとともに、内製のブログエンジンをOEM提供しています。ブログ以外にも個人で電子書籍の作成・販売ができる「forkN(フォークン)」や、ウェブフォントサービスの「デコもじ」など、BtoCサービスを中心に細かいサービスをいろいろ提供しています。そのひとつとして提供しているのが2011年8月から提供を始めたFacebookアプリの「TabImpact」です。ブログもある意味CMSであり、ユーザーが情報発信するためのツールなので、その技術を活かしてFacebookで簡単にページが作れるようなツールを作りました。
スクリーンショット(2012-03-19 17.44.22).jpg
—- TabImpactには有料プランもありますが、貴社の売上全体でどのくらいを占めていますか?
現在、TabImpactは利用アカウント数ベースで3,000くらいですが、そのほとんどは無料プランですので、売上で見ると会社全体の1割にも満たないくらいですね。有料プランと言っても月額525円か1,575円と低価格ですし。ただ、有料プラン以外にも、Facebookページの制作や運用のお仕事をいただいていますし、それほどリソースを割いているわけでもないので、基本的にサービスは継続していく予定です。
―― 今回発表されたFacebookページのタイムライン化をどのように受け止めましたか?
Facebookページがタイムライン化することは前々から知っていたので、そんなに驚きませんでした。”Welcomeページの意味がなくなる”、”そもそも作る意味がなくなる”などと言われますが、そんなにネガティブには捉えていなくて、アプリへのリンクが左メニューから右上に来るので、逆に目立つようになったと思います。横幅が広くなってかなり表現力が高くなったので、アプリを使ってFacebookページ内にコンテンツを持つという部分では、変わらず非常に意味のあるものだと思っています。Welcomeページというよりは、自社のホームページ内のコンテンツをFacebookへ持ってくるために活用してもらえればと。わざわざホームページに行かなくても、Facebook内を見ればその会社のことがわかるということに意味があるのではないでしょうか。
―― TabImpactの新Facebookページ対応はお済みですか?
まだ画像が用意されていないアプリが多いですが、アイコンは目立つところなので、いち早く対応しました。ビビッドな色を使ったアイコンにしてあるので、目立つと思います。今のまま移行しても問題なく使えるのですが横幅が広くなるので、今月下旬にはリリースできるよう、現在対応中です。
tab_image2.jpg
―― これからFacebookページ担当者が気をつけるべきことは?
カバー写真でブランドイメージを出せるし、写真も大きく表示されるようになって、見た目的には良くなりましたが、タイムラインが重要になってくるということは、ちゃんと更新できないところは大変だと思います。今まではとりあえずWelcomeページを作ってホームページと同じ感覚で作っていても それなりに大丈夫でしたが、これからはうまく情報発信できないと、開設する意味もあまりなくなってしまいます。フィードバックがもらえるような価値のある記事を投稿していかないと。ユーザーは企業に”専門性”を求めています。単純なお知らせではなく、本当にユーザーが知りたかったような専門知識の入った投稿には「いいね!」がつきやすいように思います。何の目的も持たず、中途半端に更新しているのが一番良くないですね。スルーされる記事が多くてニュースフィードに流されなくなるということもあるので、「とりあえず作る」とか「できることをやる」のではなく、「何を目的としてやっていくか」といったところを改めて考えた方が良い。そこが考えられれば、自社のFacebookページに必要なコンテンツ、不必要なコンテンツが見えてくると思います。
―― 新規の「いいね!」を集めるにはFacebook Adへの広告出稿が必要だと思いますか?
Facebook Adは大手でブランド力のあるところが広告を出すと、すぐに多くの「いいね!」を集められるという感覚はありますが、それよりもプラグインを自社サイトやブログに貼り付けるなどをして、Facebook以外での露出を高めることの方が重要です。リアル店舗のあるお店だったら、店頭でFacebookページの案内が書いてあるショップカードを配るというのも良いと思います。
―― 今後はTabImpactにどのような機能を追加される予定ですか?
TabImpactはブログ感覚で作れるところが売りなのですが、逆にブログしかできないのでデザインができないという声を多く耳にします。そういったデザインスキルのない方でも画像や文字をはめ込めば、それなりのページができあがるような「テンプレート機能」を充実させていこうと思っています。リテラシーが低い層に多く使ってほしいと思っているので、Rexでも紹介していただいた「ぐるなび」APIのように、他サービスと簡単に連携できるようなものも追加していきたいですね。
インタビューを終えて
2週連続でお届けしたインタビュー企画も今回で終了です。3月30日まで残すところあと9日となってしまいましたが、準備は万端ですか?今後、新しくなったFacebookページでアプリを効果的に活用するには ①Facebookページで投稿する際にアプリへのリンクを追加する ②自社サイトやメールマガジンなどFacebook外からアプリへ誘導する という、この2つのポイントに気をつける必要があるようです。アプリベンダーさんの生の声をお届けすることで、少しでもみなさんの不安を払拭するお手伝いができていれば幸いです。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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