新規とリピーター、どっちが多いほうがいいの?Googleアナリティクスのリピーターへの誤解と解釈

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新規とリピート

Google アナリティクスのユーザーサマリーを開いて目に付くのが新規・リピーターの円グラフですが、その新規・リピーターについて、「どっちが多いほうがいいの?」とか「理想の割合は?」などと質問を受けます。そもそもこの新規・リピーターとは何を表しているのか、前回の記事「セッションや直帰率を正しく理解しよう!Google アナリティクス用語の定義」に続き、Google アナリティクスを使用するうえで頻繁に出てくる用語を押さえて、新規。リピーターをどのように捉えるべきかを考えていきたいと思います。

Google アナリティクスに表示される新規・リピーターについて

ユーザーサマリーで表示

Google アナリティクス,新規・リピーター

Google アナリティクスにログインすると、[ユーザー>サマリー]が表示されます。最初に表示される画面で、よく「ユーザーサマリー」と呼ばれています。

この右側に出てくる円グラフに[New Visitor][Returning Visitor]とありますが、前者が新規、後者がリピーターとなります。

そして新規セッション率は数値で少数第二位まで表示されていますが、円グラフでは少数第二位を切り上げているものの、[New Visitor]の比率と一致します。

新規・リピーター数はユーザー数ではない

一般的に「新規・リピーター」といえばユーザー数のことを指すケースが多いですが、Google アナリティクスの場合は[New Visitor]は新規セッション数(新規訪問数)で、[Returning Visitor]はリピートセッション数(再訪問数)です。

このことは上記サマリーの新規「セッション」率からも推測できますし、下図の通り[ユーザー>行動]の[新規とリピーター]を見ると、[New visitor]と[Returning Visitor]の比率、並びに数値の合計がセッション数となっていることからもわかると思います。

Google アナリティクス,新規・リピーター数

セッション数がベースであること

Google アナリティクスはコンバージョンの計測でもセッションをベースに計測しており、この新規・リピーターもセッションがベースになっていることを押さえてください。

Retrning Visitor(リピーター、再訪問)の定義と注意点

ちなみにこのGoogle アナリティクス上の[Returning Visitor]の定義ですが、2年以内に再訪問が対象となります。訪問するたびに、そこから2年間のセッションはリピートセッション(再訪問)となります。

2015年6月1日に訪問すると、2017年5月31日までリピートセッションとして計測されます。このユーザーが2015年6月5日に再訪問すると2017年6月4日までの訪問は[Returning Visitor]として計測されます。
レポートの表示期間中の最初の訪問が全て新規訪問(New Visitor)と誤解されるケースがありますが、上記の通り、過去2年以内に訪問していると、その表示期間中の訪問はすべて[Returning Visitor]となります。

 

新規・リピーターをどのように捉えるべきか

どちらが多いか、割合は問題ではない

「新規・リピーターのどちらが多いか?」「あるいはどういう割合がふさわしいか?」これについては、サイトの役割や特性によって理想の答えは変わってくると筆者は考えています。

例えば月1回ペースで購入してほしい化粧品やサプリメントを扱う通販サイトでは、新規セッションを獲得するのにコストをかけて、いかに[Returning Visitor]を増やすかが課題と考えられるので[Returning Visitor]の比率が高いほうがいいでしょう。

一方不動産や教材のように購入頻度が少ないサイトでは、いかに新規セッションを獲得してくるか、その比率が前者より重視されるケースが多いです。

オウンドメディアでは新規・リピーターの数や割合をどのように捉えるべきか

オウンドメディアに置き換えた場合でも、取り扱う商材よって変わってくると考えられますが、もう一つはオウンドメディアの役割が何を担っているのかということも押さえなければなりません。

オウンドメディアの役割がまず「新規顧客を増やすため」なのか、「リピーターの再購買を促すため」なのかを今一度整理することが重要です。

新規獲得に絞っているならば、新規セッションの伸びや比率、リピーターにいかに見てもらえているかを見極めるならリピートセッションの数や比率を見ます。どちらも目的である場合は比率よりも新規、リピーターの数の伸びが過去と比べてどのように推移しているかを確認します。

施策や目標に対してどうだったか

一番最初に記事「GAにログインしてもアドバイスはもらえない!答えが出るアクセス解析の大前提」でも触れましたが、サマリーもただ漠然と見るのではなく、何かの施策の結果がどうだったか、目標に到達したかどうかを確認するために見るようにすることが大切です。

例えば、前月から記事の本数を1.5倍にしたその施策の結果、前々月と比べてリピートセッション数がどの程度増えたのか、あるいはリスティング広告を実施したことで前週より新規セッションがどの程度伸びたのか、などを検証します。

検証の結果、目標に到達していれば継続するか新たな施策を、そして目標に到達しなかった場合は理由を探り、どうすればいいか次の打ち手を考え改善していけるのが理想です。

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