目標設定してないGAは見なくていい!オウンドメディアで成果を測定するためには?【後編】

Google アナリティクス,目標設定
LINEで送る
Pocket

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Google アナリティクス,目標設定

前回の記事「進化しているGoogle アナリティクスの目標設定!オウンドメディアで成果を測定するためには?【前編】」に続き、今回はオウンドメディアの具体的な目標設定を整理します。

オウンドメディアの具体的な目標設定(おさらい)

前回オウンドメディアの具体的な目標設定として以下の4つを挙げました。
(1)企業の認知度向上やブランディング・・・セッション(PV)を増やす

(2)見込み顧客の囲い込み・・・相談、見積など問い合わせを増やす/資料ダウンロード件数を増やす

(3)コンテンツ拡散を期待・・・Facebookの「いいね!」を押してもらったり、SNSで共有される件数を増やす

(4)コンテンツマーケティングの資産にする・・・購入できる別の運営サイトへの誘導のため、特定リンクのクリック数を増やす

順を追って解説してまいります。

認知度向上やブランディングの目標設定

「セッションあたりのページビュー/スクリーンビュー」を活用

冒頭の(1)企業の認知度向上やブランディングに該当する、認知度を示す指標として代表的なものがセッションやページビューです。このようなケースでは「セッションあたりのページビュー/スクリーンビュー」を活用するといいでしょう。

各オウンドメディアの更新頻度にもよりますが、何らかの形で訪問して頂いたユーザーには何ページ見てもらえるのが理想でしょうか。

例えば毎日4記事更新していて一度訪問したユーザーには半分の2記事は見てほしいということであれば、以下のように設定します。

「+新しい目標」を選択(赤枠)

Google アナリティクス,目標設定

「セッションあたりのページビュー/スクリーンビュー」を選択。

選択肢がなければ「カスタム」から選択。下図では出て来なかったのでまずカスタムを選択します。

Google アナリティクス,目標設定,カスタム

カスタムを選択したら、次に目標の説明を入力していきます。目標の「名前」は任意ですのでわかりやすいように記入、そして「セッションあたりのページビュー/スクリーンビュー」を選択して、「次のステップ」へ進みます。

Google アナリティクス,目標設定,セッション/ページビュー

次に目標の詳細を設定します。1セッションで2ページビュー以上を目標とする場合は、下図のように「上回る」を選択(この場合はこれしか選択できません)し、「1」と入力します。

Google アナリティクス,目標設定,

※「1」を「上回る」は「1<」の数値となり、1以上(「1≦」)ではありません。ここに「2」を入れてしまうと、「2<」となりますから、実質1セッションで3ページビュー以上の数値しか目標になりません。

値に関しては、この目標が達成された場合に明確な売上金額がわかるのであれば入れましょう。オウンドメディアでは考えにくいですが、広告メディアを運営している場合、例えば「1セッションで10PV以上見てくれるユーザーの50%がCPC平均単価20円の広告をクリックしてくれて、売上に貢献していることがわかれば、20円×50%=10円となり「10円」をコンバージョンとして設定することも考えられます。

その他の認知度向上やブランディング向上に使える目標設定や精査方法

「製品の理解を深めてもらう」、もしくは「ページに動画を用意しているので見てもらう」、といったケースがあると思います。

こういう場合、特定のページを見てもらった場合に「目標」ページのURLを目標設定することもできれば、サイトに長くいてもらう、つまり、コンテンツをじっくり見てもらうことでユーザーにブランドが浸透する場合は「時間」を目標設定に、動画を再生したことで理解を深めてもらい、目標を達成したとする場合は「イベント」を目標設定にします。

その他、単純な「セッションあたりのページビュー/スクリーンビュー」では本来の目標を達成していないケースも考えられます。

例えば先程の目標設定の例でいうと、1セッションで2記事見てくれたというケースを目標としたいわけですが、1セッションでトップページとプラス1ページであれば、1セッションで1記事しか見てくれていないことになります。

また既存(ヘビー)ユーザーは、記事が更新されるたびに毎回訪問して1記事を見て帰る、というケースもあるでしょう。

これらのケースでは前者ではアドバンスセグメントを使ったり、後者では新規/リピーター別に分析することで、より詳しく目標に到達しているかどうか精査していく方法もあります。

見込み顧客の囲い込み

「目標」ページのURLを目標設定する

冒頭の(2)見込み顧客の囲い込みのように、オウンドメディアの役割として、「相談、見積など問い合わせをしてもらう」「資料をダウンロードしてもらう」など、まずは見込み顧客を囲い込むという、営業の第一段階を担っているケースが殆どではないかと思います。

これは前述の、特定のページを見てもらった場合に「目標」ページのURLを目標設定することもできれば、フォーム入力を経由して「目標」ページのURLを目標設定することもできます。

先ほど同様、「目標の説明」の中で名前を任意に入力し、今度は「タイプ」で「目標」を選択、「次のステップ」へ進みます。

Google アナリティクス,目標設定

次に目標が達成されるページのアドレスを入力します。必要に応じて値や目標到達プロセスを入力して目標を保存します。

Google アナリティクス,目標設定

上の例ではマッチタイプが「先頭が一致」を指定しています。URLの末尾に広告などを実施していてパラメータが付いてくるような場合、そのパラメータが毎回変わってもこのURLが一致していれば目標達成という場合に使用します。その他にはURLが完全に一致する「等しい」や、URLでセッションIDを引き継いでいる場合は「正規表現」を使用したりします。詳しくはアナリティクスのヘルプを参照ください。

URLの目標設定例 マッチタイプ:先頭が一致、等しい、正規表現

コンバージョン金額を入力したり、フォームを利用して経由するページがある場合は目標到達プロセスを

問い合わせ5件につき1件の売上成果が見込める場合、その売上平均単価が5万円だとすれば、5万円÷5件で1万円を入力します。

また、目標ページがお問い合わせ完了ページなどであれば、その前に到達するページがあると思います。問い合わせ内容を入力してもらうフォームのページがそれに該当するケースが多いと思いますが、そのURLを入力します。

Google アナリティクス,目標設定

 

目標到達プロセスに設定しておくと、どのページで離脱したか把握できます。入力フォーム画面や確認画面がある場合、それぞれのステップを記入し、ページごとの離脱率を確認します。離脱率が高い場合は該当ページの改善が必要でしょう。

「必須かどうか」を「はい」にすると、該当ステップを通ったセッションのプロセスのみを目標計測対象としています。

特定のリンクのクリックやコンテンツの評価や拡散

特定のイベント発生を目標にするのはイベントトラッキング

別の運営サイトへの誘導のため、特定リンクのクリック数を目標設定したり、動画を再生してもらうこと自体を目標にしたり、あるいはソーシャルインタラクションと呼ばれる、Facebookの「いいね!」を押してもらったり、SNSで共有される件数を一つの目標にしたり、冒頭の(3) コンテンツの拡散を期待する場合や(4)コンテンツマーケティングの資産にする場合のように、特定の「イベント」が発生したことで目標を達成したとするケースもあります。

このような場合はまずイベントトラッキングを設定する必要があります。イベントトラッキングについては次回解説してまいります。

目標設定していないGoogle アナリティクスは見なくていい!

目標設定がなければ、そもそも何を改善すればいいのか不明瞭なまま、ただGAのレポートを見てしまうだけになります。

目標に対してどうだったか、その結果どこを改善すればいいのかを考えてかならず設定しましょう。

オウンドメディア自体が新しいカタチのメディアであり、会社の規模や方針、取扱い製品やサービスによってオウンドメディアの役割が異なり、目標も異なります。

よく目標設定できていない例として、「オウンドメディアが流行っているから」というケースがあります。

きっかけはさておき、スタートしているだけでも十分意義はありますが、あともう一歩、オウンドメディアの目的や目標についてディスカッションをしていただきたいと思います。

一方、Google アナリティクスの目標設定はビューに対して20個までです。各目標内容の修正は可能ですが、削除はできませんのでくれぐれもご注意ください。

Facebookマーケティングの教科書

お問合せ