イノベーションを感じずにはいられない。POSレジ業界を塗り変える3つのプレーヤー

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突然ですが、みなさまはPOSシステムというものはご存じでしょうか?
もし知らないとしても、多くの人がそのシステムには
触れているでしょう。というのもそれはスーパーやコンビニで
商品を買う際に通すレジの中にあるシステムのことなのですから。


どんな商品が、いつ、何円で、何個売れた」という
データを記録し、商品の売れ行き、在庫数などを簡単に
管理できる画期的なシステムで、70年代にアメリカで
誕生し、日本でも80年代に普及が急速に進んだものになります。
それから30年ほど経った今、改めて商品を店頭で買う光景を
思い起こしてみるとそこで使われているものはほとんど
進化を感じられないのではないでしょうか。


東芝や富士通など、一部の大企業による寡占状態にある
POSシステム搭載レジ周辺機器の市場ですが今、
スマートフォン、タブレットの時代になり大きな
変化を迎えようとしています。イノベーションとは
既存の市場を破壊し、あらたな市場を創造すること
といいますが、まさにこの業界でイノベーションを
感じさせる3つのサービスをご紹介します。



ユビレジ

ubiregi.png


iPadが高機能なレジになるサービスがこのユビレジです。
すでに2,000以上の店舗で導入されているだけでなく、
セールスフォースとの資本業務提携も果たしており、競合ひしめく
タブレットPOSレジ分野における大本命であるといえるでしょう。
これまでのPOSレジと比べて格段に見やすい画面とサイズである
iPadがレジになるという点も素晴らしいのですが、
個人的に「これは便利だ」と思うのが売上データがクラウド上で
管理できるという点ですね。iPadで入力した売上記録が
PCなど別の端末ですぐに確認でき、商品の設定などが
できるのを考えると、もはやこれまでのPOSシステムを
導入する理由などないのではないでしょうか。



フリックオーダー

flick.png


これは飲食店で使われる注文端末をiPhoneに
置き換えるサービスで、こちらもスマホアプリという
切り口から既存の市場をひっくり返す可能性のある
注目すべきサービスだと感じます。
居酒屋やカフェなどで店員さんが注文端末を
使っているのを目にすることが多いかと思いますが、
これには多額の導入費用が掛かるというのと、
スタッフへの教育において課題があったといいます。
それを多くの人々が使い慣れているスマホにおきかえるというのは
面白い発想ではないでしょうか。まだ起ち上がったばかりの
サービスですが、導入店舗も順調に増えているということで
今後の展開が楽しみです。



SquareRegister

square.png


前2つにうってかわってこちらは米国発のサービスで、
みなさまご存じiPhoneを決済端末にするSquareの
POSレジバージョンです。
Squareを切り口にこの分野にも本格的に乗り込んできましたね、
やはり「スマホ決済」におけるリーダーだけあって
魅せ方がとても上手いと感じます。
特にこの周辺機器の作りこみは秀逸といえるでしょう。
キャッシュドロアやiPadを設置する台など
もはや完全に「iPadレジ」ですよね、
米国を中心に普及が進んでいるというSquare、
どのような形で世界展開していくか注目です。




以上、飮食を含めた小売業界に必須ともいえるPOSレジの
イノベーションを引率する3つのサービスをご紹介しました。
私自身、飮食やコンビニでのアルバイトの経験もありますので
これらがもたらす価値を肌身を感じて実感しています。
人々が感じる課題をどうスマートに解決するか。
寡占状態というぬるま湯に甘んじている大企業が
追いつけないスピードでマーケットをよりよい形に
塗り替えていくのがスタートアップの役目と言えるでしょうが、
まさに今回紹介したサービスはどれもスタートアップらしい
価値を提示していると言えます。
果たして今後、大企業はどのように生き残っていくのか、
スタートアップはどのように新しい市場を切り開いていくのか。
他の業界にもあてはまる、この大小2つのプレーヤーのせめぎ合い、
引き続きアンテナを張ってリサーチしていきたいと思います。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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