最新版ソーシャルリクルーティングをIT企業3社の事例から考える

LINEで送る
Pocket

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年も終わりを告げようとしており、12月は忙しく
過ごされる方が多い時期かと思いますが、恐らく
大学3年生にとっては最も重要な月と言えるでしょう。


というのも昨年から企業や求人サイトなどの
新卒採用解禁日が従来の10月より2ヶ月遅い、
12月1日からとなり、就職活動の期間が短くなった分
多くの学生は一気に押し寄せるであろうエントリーシートや
面接の対策に頭を悩ませている時期かと思います。


もちろん企業もいかに良い人材を短い期間で
採用するかという点においては色々な工夫をしています。
特にここ最近ではSNSの興隆を受けて多くの企業が
FacebookやTwitterを活用した採用活動、つまり
入社希望者の選考を行なっています。
いわゆるソーシャルリクルーティングと呼ばれる動きですが、
今回は2014年度の採用に向けてFacebookを効果的に
活用しているソーシャルリクルーティング実施企業
3社の事例をご紹介したいと思います。



①面白法人カヤック

スクリーンショット 2012-12-11 12.15.26.png


FacebookやGithubのアカウントで応募するワンクリック採用
オリジナルバスで全国縦断3900km!『旅する会社説明会』など
毎度ユーモアに溢れすぎる採用活動を行うカヤックですが、
今回の企画も非常に目と心を奪われるものになっています。


コンセプトとしては「いでよ!新社長」というもので
長く会社にいることが珍しいこの時代ですが、あえて
同社の代表を目指し、会社を変えていきたいと考えている人を
募集しているといいます。それを体現するコンテンツが
こちらで、新社長への軌跡というものです。


スクリーンショット 2012-12-11 10.29.20.png
スクリーンショット 2012-12-11 10.28.17.png


Facebookログインして楽しむものですが、
このアプリを利用すると自分のタイムラインで
カヤックでのこれからのキャリアをイメージしてもらえるように
なっており、よくできていると感じます。
投稿もそうですが、実際にFacebookで繋がっている友人からの
言葉がリアルで本当に自分がカヤックで活躍している
錯覚を与えてくれますね。



②レバレジーズ株式会社

スクリーンショット 2012-12-11 11.24.01.png


IT、人材、メディアの3つを事業ドメインとしている
この会社も興味深い採用活動を行なっています。


つながり採用というものでFacebookで繋がりのある
レバレジーズの社員に自らの推薦状を書いてもらうことで、
特別選考フローを受けられるという企画です。
良い人材を獲得する最適な方法は「信頼できる人からの紹介」である
ことは間違いないと思いますが、多くの企業は求人サイトなどで
一般から募集をします。それが現状の中、こういった取り組みを
あえて大きく打ち出す同社の姿勢はまさにFacebookが可能にした
取り組みといえるでしょう。


スクリーンショット 2012-12-11 12.20.15.png
スクリーンショット 2012-12-11 18.54.08.png


具体的にはFacebookページに投稿する形で
レバレジーズの内定者や社員が順番にインタビューに答えていき、
志望者はそこから繋がりのある社員を発見してもらう、
というものになっています。またその際インタビュー者の
タグを付けた状態でのポストになるということで、
その社員のタイムラインにもその様子が掲載されることになります。
これによって社員がすでに持つ、繋がりを活用した
採用活動ということで、既存社員という新しい
人材獲得チャネルの構築にも繋がるでしょう。
シンプルな仕組みですが、採用の基本を重視した
取り組みがどのような成果を出すのか楽しみです。



③サイバーエージェント



スマホアプリに全社をあげて取り組み、広告を大量に投下中の
サイバーエージェントも新卒採用には例年通り力を入れています。
どちらかというと、ここ最近はサービス開発者の獲得を注力を
していることもあり、それにちなんだユニークな企画をFacebookと
連動させる形で実施しています。以下に2つの事例を紹介します。


Artboard

スクリーンショット 2012-12-11 12.24.08.png


これはデザイナー職希望者に向けたサイトで
デザイナーの作品アップロードサイトになります。
どういったものかと言うと、このサイト上で多くいいね!を
獲得したデザイナーは書類選考をパスできるというものです。
感性が問われるデザインのスキルを社内だけでなく、
多くの人々の目で判断させようというやり方は
理にかなっていますね。


CODE QUEST
スクリーンショット 2012-12-11 12.24.20.png


こちらはエンジニア向けのテスト体験サイトであり、
プログラミングの問題を学生が解いていくというものです。
日々のランキングで1位を獲得した人は書類選考を
パスできるというものですが、こちらも志望者の技術力を
見極める上でとても効率のよいやり方でしょう。


上記2つはデザイン採用、コード採用と呼べるものです。
もちろん追っての面接で人柄を見て選考するのは間違いないですが
社員の時間を使う前に初めにしっかりと志望者のスキルをこのような
企画で選別していくのは有効な方法だと個人的に思います。




以上、いかがでしょうか?
一昔前のリクナビ、マイナビへの登録一択だった
新卒採用における環境はSNSの普及で大きく変わり始めています。


Facebookなどによって志望者の人となりが知れることは
会社にとってミスマッチが減ることになるりますしそれは同時に、
組織においても中の人間が可視化されることに繋がります。


どちらにおいてもこれまで以上に口先だけではない、
“誠実”さが求められるでしょう。
当たり前のことかもしれませんが、ソーシャルメディアに
よってよりよい働き方が増えればいいなと感じます。



The following two tabs change content below.
Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

Facebookマーケティングの教科書

お問合せ

Tags: