飲食系3サービスから見えてくる顧客に寄り添うことの重要性

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このソーシャルウォッチというコラムでも
毎週様々な切り口からWEBサービスやアプリを
紹介していますが、やはりここ最近出てくるサービスは
どれもスマートでカッコいいものが多いですよね。


バイラル効果やGrowth戦略で効率良く利用者を獲得していくものや
全く新しいアイデアで世間の話題をかっさらうサービスなど
時代の進化を感じさせるものに注目がいくことが
往々にしてあるかと思いますが、果たしてそのような
日々生まれる革新的なサービスは今、どのくらい
うまく成長できているのでしょうか。


スマホやソーシャルのトレンドにしっかりと乗るのはとても
重要ですが、もちろんそこに乗っかるだけで成功はないのは
Colorの例を見ても、多くの人にとって周知の事実でしょう。


そこで今回は今のIT業界のトレンドと逆を行っている
とも言えるくらい地道にサービス展開をしている飲食関連の
サービスをご紹介します。“急激な成長”というスタートアップの
定義の一つには当てはまらないものかもしれませんが
そういった地に足付けたビジネスの事例から
見えてくるものがあればと思います。



ポケットコンシェルジュ

スクリーンショット 2012-12-03 14.09.46.png


これは電話も繋がらない、繋がったとしても予約は
数カ月待ちが当たり前の人気店へ1,2週間先の予約が
簡単にできてしまうというサービスです。


つまり、サービス側が用意した人気店を“行きたい登録”しておけば
直前のキャンセルが出た際にここのシステムを通して
優先的にご案内します、という仕組みですね。
電話が繋がらないというクレームや直前キャンセルなどの
課題がレストラン側にもあるとのことです。


このサービスの分かれ目は「いかに有名店舗を集められるか」
かかっているわけですが、現状1件1件、飲食店へ
直接提案を持って行き、契約を決めてきていると言います。


元料理人で飮食店のプロデュース業務を行なっていたキャリアの
代表自身がそれを行なっているそうですが、この地道な営業活動から来る
店舗とのリレーションシップは今後サービスの伸びに大きく
起因しそうですし、もしかすると飲食店側の新しい
課題(ビジネスチャンス)を見つけることにも繋がるでしょう。


現在20店舗ほど決まっているようですが、これからの
正式公開に期待したいところです。



ごちクル

ごちクル.png


簡単にいうと、企業向けの出前サービスがこのごちクルです。
出前サービスといえば、これまでにも沢山あるよね?と
感じられる方もいるかと思いますが、このサービスのユニークさは
「出前をやっていない飲食店の出前販売を可能にした」という点にあります。
これまでの出前サービスはもともと出前を行なっていた所を
集めたポータルサイトというものでしたので
これまでのものとは全く違うことがお解りになるかと思います。


ここは各飲食店に対して、新たな収益が見込める「出前」
「集客」「注文受け付け」「宅配」「顧客サポート」までを
行なってあげるというベンチャー企業らしからぬ徹底ぶりです。
中でもサイト注目を受け付けるのがごちクルのコールセンターという
点が特徴で利用者と親身になって相談しながら
どのくらいの分量が最も適しているかなどを決めているといいます。


追加収入に繋がる飲食店、出前のやっていないお店の弁当が食べれる顧客、
そしてごちクル、と着実に三方良しのビジネス展開を進めている
ごちクルに引き続き注目です。



ぐるリザ

ぐるリザ


飲食店の割引クーポンサービスがこのぐるリザです。
ごちクルと同様、一見ではそのユニークさが伝わりづらい
ところですがここのポイントを2つあげるとすると、
まず初めに時間帯別クーポンというのが特徴としてあります。
飲食店側がクーポンを利用できる時間を指定できる代わりに
利用者は他に比べ大幅な割引を得られるという仕組みになっています。


忙しい時間にクーポンを持って来られるよりも
開店直後など、割引してでも来て欲しい時間に
来てもらったほうがいいですよね。


2つめは利用者はクーポンをお店で提示する必要がないこと。
そのためお店では通常の金額を支払うことになりますが
利用後に予約時に知らせた予約IDをサイトに申請することで
キャッシュバックが得られる仕組みになっています。
これによって、「クーポンを提示するのが恥ずかしい」という
利用者の課題を解決しているというわけです。


このように飲食店と利用者のいたってシンプルな
要望を満たしているサービスと言えますが、
それはこのぐるリザを運営している株式会社ROIだからこそ
出来得たことだと感じます。


自社で運営しているストレッチ店の受付では
代表自身が対応しているという点から分かる通り、
このチームの徹底した現場主義だからこそ、
実現できたぐるリザと言えるでしょう。ファンくる
という同社のサービスにおいてもまた同じことが言えます。




以上、徹底して、かつ地道に現場との繋がりを
作り出しているサービスを3つご紹介しました。
先に述べた通り、それぞれのやり方は決して
スマートとは呼べるものではないかもしれませんが、
このような手堅い戦略をとっている方法をとっている
サービスが着実に売上を出しているのは事実です。
(公開前のポケットコンシェルジュは除く)


クラウドやソーシャルなどあらゆる要因が揃うことで
世界を相手にビジネスを急拡大できるチャンスを
誰でも手にしている世の中に私達はいるわけですが、
だからこそ今、最も重要なのは顧客の側に地道に寄り添い、
目の前の人達を幸せにすることかもしれませんね。



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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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