日本テレビJoinTVからみるソーシャルTVがもたらす可能性

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先日の10月22日、日本テレビが
“ソーシャルとテレビの明日を語る”をテーマにした
日テレ JoinTV カンファレンス 2012
というイベントを開催し大きな注目を集めました。


Facebook、Twitter、mixi、LINEという
日本を代表する4つのソーシャルサービスの
代表を日本テレビが招いての当イベントだったのですが
日本テレビが展開しているJoinTVという取り組みの
本気度を改めて確認できたイベントだったと感じます。


このJoinTVというのは簡単にいうと日本テレビが
実践する「ソーシャルTV」の一つの形であり
Facebook、Twitterと日本テレビで放送される番組を
連携することで友人とコミュニケーションをしながら
TVを閲覧できるというものです。


家にあるTVをインターネットに繋ぐ必要がありますが
それをクリアすればスマホとのダブルスクリーンによる
ソーシャル体験が味わえるのがこのJoinTVです。
先日のカンファレンスの内容をみる限り、
今後日本テレビはこの新しい取り組みに
一層力を入れていくことでしょう。


そこで今回はこれからのソーシャルTVの可能性を
先読みするためにもこれまでJoinTVが実施された
注目すべき番組企画を遡ってご紹介したいと思います。



icon

icon


JoinTVの実験番組として今年の3月からスタートした番組です。
最新のIT情報を紹介していく番組ですが、
もし仮にあなたがFacebookアカウントをJoinTVに
登録している状態でこの番組を見ると同時に視聴している
Facebook上の友達が画面に一覧表示されるでしょう。


さらに面白いのが番組の気に入ったシーンでTV画面上にある
「いいね!」ボタン(リモコンの青いボタン)を押すと、
JoinTVとFacebookの両方にいいね!ボタンを押したことが
反映され、友達に伝えることができるという仕様になっています。


番組コンテンツをFacebookへブックマーク&シェアするという
形にもなっておりこれまでにない面白い発想であると感じます。



サマーウォーズ

s-wars


これは10億人が利用するというインターネットの仮想空間OZが
普及した世界を描いたアニメ映画ですが、7月20日に行われた
この映画の金曜ロードショーの際にもJointTVが実装されました。


iconと同じ機能はもちろんのこと映画に関するクイズが
放送中に表示され以下のようなことが可能になっていました。
・視聴中の友達とクイズの得点を競い「友達内ランキング」が表示
・友達が、クイズでどの選択肢に解答したかチェック
・全国の視聴者が、クイズでどの選択肢に解答したかチェック
・JoinTV利用者だけの特別プレゼントに応募が可能

またこの時から初めて全国ネットでJoinTVに参加が可能に
なったということで大きな話題になったのを覚えています。



20世紀少年

20century


こちらは10月に放送された
JoinTV連動企画の金曜ロードショーです。
概要はサマーウォーズやiconと同じなのですが
こちらは映画中で使われるセリフや顔文字のスタンプで
友達とコミュケーション出来たり、メンコチャレンジという
ミニゲームで遊べたりと細かい機能追加がされた
取り組みと言えるでしょう。



エヴァンゲリオン

eva_joinTV


冒頭に紹介した「JoinTV カンファレンス 2012」を
経てちょうど今実施中のJointTVの企画がこちらです。
(11月9日と11月16日の2週連続企画です。)


これまでのTV画面を利用したシングルスクリーンの
JoinTVと打って代わり今回からスマートフォンとの
連携を強化しました。
つまりこれまでのハードルであったTVを
インターネットに接続するという行為を行わなくとも
スマホ上で友人と共にTV視聴を楽しめます。
これはセカンドスクリーンという考え方ですね。


そして今回のエヴァンゲリオン×JoinTVの大きな目玉と
なるのが放送シーンに合わせたスマホ上でのアクションでしょう。
例えば作中に「ヤシマ作戦」と呼ばれる日本を節電して
攻撃兵器の電力を高める作戦があるのですが
このシーンに合わせて視聴者みんなでスマホを
タップしようという企画があります。
何人が何回タップしたか、自分の貢献度は
どのくらいかなどの情報が可視化できることで
全国のお茶の間と繋がっている感覚を味わうことができます。


ちなみに11月16日の放送では「みんなで綾波救出作戦」という
企画が用意されているらしいですよ。




以上、3月からこれまでにかけてのJoinTVの
取り組みをご紹介しましたがいかがでしょうか?


TVは受動的に楽しむもの、という概念を覆す
画期的なものであることを感じ頂けましたでしょうか?
今後TVはソーシャルと組み合わさっていくことによって
私達に能動的な楽しみを与えてくれることでしょう。


つまりそれはこれまでの「視聴」行動ではなく
友人たちとの一つの「体験」を意味します。
TV離れなど、視聴率の悪化が騒がれている昨今、
「視聴率」とは全く別のソーシャルTVがもたらす
「体験価値」という軸を武器に今後、
TV業界がどのように進化していくのか楽しみでなりません。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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