シリコンバレー発のサービスからみる2012年下半期の4つのトレンド

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梅雨明けが発表され、これから本格的な夏が
始まろうとしておりますが、言い換えると
2012年が残り半年もないことを意味します。
改めて時の流れの速さを感じずにはいられません。

シリコンバレーという優秀な人材、そしてケタ違いの
お金が集まる場所に成り立つITの聖地ではもちろん、
世界中でソフトウェアを中心とした新しい
サービスがこれまでのどの時代よりも多く生まれています。

そしてこの業界の2012年の上半期のトピックといえば
・Pinterestの爆発的普及
・FacebookがInstagramを買収
・Facebook上場
・ソーシャルゲーム、コンプガチャ問題と米国での成功

と私は考えます。

特にFacebookによるInstagramというアプリの
買収においてはモバイルアプリの出口戦略として
大きな成功事例といえ、今後イケてるアプリを作って
売却を狙うやり方が一層増えるであろうという印象を受けます。

実際にFacebookはこれを皮切りに様々な
モバイルサービスの買収を繰り返しているように
2012年上半期はFacebookに関連する話題が
最もホットであったと言えるでしょう。

ではちょうどスタートを切ったばかりの
2012年下半期のITトレンドはどのようなものに
なっていくのでしょうか。
以下に今、そして少し先を知る上でも重要な
シリコンバレーでトレンドになっていると感じる
トピックを4つ、紹介したいと思います。

・モバイル動画共有
スクリーンショット 2012-07-17 13.09.05.png

“写真を加工して共有”というシンプルな体験を提供し
約800億円で買われたのがInstagramでした。
それは今”動画を加工して共有“という流れに変わっています。
iPhone5がリリースされるなどスマホの性能が上がるにつれ
よりこの分野は大きな市場になっていくことでしょう。

これまではアップロードや閲覧に時間がかかり
避けられがちだった動画が画像と同じレベルで
愛されるものになると思いますし
また動画を自動的に編集してくれるという
Magistoハイカムというアプリにも注目できます。

・ビッグデータ
スクリーンショット 2012-07-17 13.12.32.png

前々から言われているトレンドワードでありますが
マーケットがあると断言できるほどの
プレーヤーが揃ってきたと実感できるのがちょうど今でしょう。

モバイル中心の世の中にあり、ありとあらゆるモノが
データとなって蓄積されていく中で
ビッグデータを扱う組織の役割はそのデータを
より身近なものにしてくれることだと感じます。

つまり見やすく、そして数字に基づいた次のアクションを
シンプルに提示してくれるようなサービスがこれから
強く求められるのではないでしょうか。

・Eコマース
スクリーンショット 2012-07-17 13.15.13.png
こちらに関しては大きく3つに分類できると
考えていて、それが以下になります。
・ソーシャル
・デザイン
・キュレーション

これらがそれぞれ上手くかみ合わさったサービスが
次の時代のAmazon、楽天になると少なからず感じてます。
例えば、上記3つの分野に関してそれぞれの代表的なものを見ていくと
以下のようなものがあげられます。
ソーシャルコマース
Karma
Facebookの友人のライフイベントに
相手が喜ぶであろうギフトが贈れるスマートフォンアプリ。
※Facebookが買収したサービスでもあります。

デザイン
Fab.com
オシャレな家具や雑貨に特化した通販サイト。
売っている商品もそうですが、サイトのデザインも
素晴らしく見ているだけでワクワクしてきます。

キュレーション
shoeduzzle
自分に合わせてセレクトしてくれた靴の
ラインナップが月に一度送られてきて
その中から気に入ったものだけを購入できるサービス
こちらの記事でも紹介しております。

・クローズドコミュニケーション
スクリーンショット 2012-07-17 13.19.38.png
ソーシャルメディアによって出てきてた
“多くの人と繋がろう”という極端な発想の反動として
来ていると感じているトレンドです。
例えばカップルのためのSNS
150人としか繋がれないSNSなど
身近な友人や家族との内容の濃いコミュニケーションを
促進させるサービスが目立ちます。

その中でも特筆すべきがLINEでしょう。
シリコンバレー発ではないですが身近な
人達とのコミュニケーションに特化し、今では
Facebook、Twitterを凌ぐユーザー登録率を見せています。
プラットフォーム化の発表終えたばかりの
このクローズドコミュニケーションサービスの
成功を追うサービスが今後、多く現れると感じます。

以上、シリコンバレー発の今〜これからのトレンドを
私の主観でご紹介しました。
モバイル動画共有、ビッグデータ、Eコマース
クローズドコミュニケーションの4つですが
全てに共通しているポイントは
やはり”スマートフォン“を軸としているという点でしょう。

IT先進国アメリカでは他の国にくらべて
PCの所有率が高いという点があり
自国のマーケットを狙うのであれば、
モバイルファーストでサービスを展開する
必要性はそれほど強くはありませんでした。

しかし、2012年の後半は世界中のマーケットを狙いに
行く意味でも、またFacebookのモバイル強化の波を
意識するという意味でも登場してくるサービスは
モバイルに最適化されたものがほとんどとなるでしょう。

2012年の後半、そしてこれからの将来
モバイルがどう世の中を変えていくのでしょうか。
そして今後はシリコンバレーのみならず、アジア、南米
そしてソーシャルゲームとLINEの成功体験を持つ
日本がどう世界で活躍していくか楽しみです。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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