写真を超えるストーリーの共有手段とは。4つのサービスからこれからの”伝え方”を考える

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前回のコラムではFacebook買収したサービス群を
ご紹介致しましたが、その中にはInstagram,Lightboxと
いう写真共有アプリが含まれています。
この2つはスマートフォンに特化した
ほとんど同じ用途、目的を持つサービスです。
(LightboxはAndoroidに特化しています。)

これを見ているとFacebookがモバイルユーザーにおける
写真共有という行為に対して尋常じゃない
こだわりを持っているのがわかるでしょう。

2011年の段階でアップされている写真の枚数が
1,000億枚を超え、今や世界最大の写真共有サービス
としても君臨するFacebookですが、その写真機能こそ
同サービスが爆発的にユーザー数を伸ばした
キッカケでもあります。

また、つい先日Facebookはモバイルのニュースフィードに
表示される画像サイズを大きくし、時を同じくして
FacebookCameraというアプリをリリースしました。
私達の身の回りの「ストーリー」を共有し
コミュニケーションを図る手段として写真はとても
有効なツールでしょうし恐らくFacebookも
それを認識しています。

AppstoreやGooglePlayにおいても写真アプリの
カテゴリは最も競争の激しい場所と言えるでしょう。
しかし早くも今、自分を語るための手段としての
「写真」に対して「ムービー」や「スライドショー
という新しい方法が徐々に頭角を表し始めています。
画像である写真以上に、動画や音楽というのは
共感を誘う手段と言えるでしょう。
以下に今後、写真に置き換わるかもしれない
ストーリー共有サービスを4つご紹介します。

SlickFlick

画像を並べるだけで上記のようなスライドショーが
作れてしまうアプリがこのSlickFlickです。
このマーク・ザッカーバーグ氏の結婚に至るまでの
ストーリーに見て取れるように、画像と文字だけで
物語を簡単に共有できてしまう点に写真の新しい
可能性を見出すことができるでしょう。
流動的なスライドの動きが印象的ですので
ぜひ上のスライドをご覧になって欲しいと思います。

LoopCam
loopcam
こちらはLoopCamと言って3,4回写真を連続で撮り
それをGIFアニメにして簡単なループ動画を
作成してくれるアプリです。
GIFアニメという、どこか昔のバナー広告を
思い出してしまうような動きが特徴的かと思います。
数枚の画像を繋げるだけでここまで
表現に幅がでて、魅力的になるという点は
注目に値します。

Slide.ly

自分自身をクリエイティブに表現する」という使命の元に
立ち上がったサービスがこのSlide.lyです。
(ちなみに上記のスライドショーは私が作ったものです。)
これは先にあげたSlickFlickと同じように画像を選び
魅力的なスライドショーを簡単に作成するサービスですが
こちらは音楽や加工を自由に選べる点に違いがあります。
またこのサービスは他の個人的なストーリーを
共有するサービスとは違い、多くの人が興味を
持っているトピック(芸能人など)に
関するスライドショーをみんなで
作っていくという方向性を見ていると言います。

Magisto
スクリーンショット 2012-06-05 11.28.07.png
最後に紹介するのが動画を加工、編集できるアプリ、Magistoです。
これがすごいのが全ての編集を自動的
行なってくれるということです。
つまり、自分のスマートフォンに
保存されている任意の動画をいくつか選ぶと
それを1分20秒ほどの長さに収まるように
編集され、フィルターやエフェクト、ノイズ除去までも
全て自動で行ってくれるというサービスです。
必要な作業は編集したい動画を選ぶことと
音楽を選ぶことだけで、あとはこのアプリに
搭載されているという人工知能が
全て判断してくれます。試してみたのですが
予想以上の完成度にビックリしました。
かつてスティーブ・ジョブズが人間の可能性を
引き出すためにMacを開発し、私達は動画や画像の編集が
簡単に出来るようになりました。
しかし今、さらに時代は進み、このMagistoは
一切手間、時間を掛けずに言葉通り“誰でも”プロのような
作品を作ることを可能にしました。
これまでに紹介したスライドショーを作成するサービスとは
また違う価値を提供してくれるこのサービスの
これからに注目したいところです。

以上、写真を上回る表現を可能にする
スライドショーやムービー作成サービスを
ご紹介致しました。
通信やモバイルの進化に伴い、動画を
共有するという体験はより一層、人々に
受け入れられるものになるでしょう。
映画、本、ドラマが人気なように人々はストーリー好きな
生き物です。今はFacebookをプラットフォームとして
文字、写真でお互いの物語を共有しあっている私達ですが
より自分らしさが表現できるクリエイティブな方法を
テクノロジーが後押しし続ける限り
私達はそれを模索し、求め続けることでしょう。
伝えること」を突き詰めた先には何があるのか
コミュニケーションの完成形はどういった形なのか。
その答えはまだまだ先にあると感じます。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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