Facebook、直近に買収したサービス5社から見えてくるこれからの世の中

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Done is better than perfect“(完璧を目指すより早く終わらせろ)と
いう考え方の元、破竹の勢いで成長を続けるFacebookですが、先日の
歴史的な大型上場から約2週間が経ちました。

その後、株価の低迷を受けて世界中の投資家や業界からは
期待はずれなど評価をされるなど、良くも悪くも話題に事欠かない
こういった事実こそFacebookが世界中の羨望を一挙に
集めているという証拠と言えるでしょう。

「今後の収益化の可能性を懸念する」というような
ビジネス的な評価をよそに「やってみなはれ」精神ともいえる
冒頭にも挙げたような「ハッカーウェイ」を貫き
上場後も様々な機能を追加したりテストを行なっています。
グループのファイル共有機能やFacebookページの管理アプリなど
よりいっそうスピード感が高まっているとも言える
Facebookですが、今回ご紹介したいのはInstagramを始めとした
企業買収の一連の流れについてです。
実際このInstagramの買収から2ヶ月経たずして
カメラアプリが公開されました。

この事例から解るように、今Facebookが買収をしている
サービスを見ていくことでこれからのFacebookの向かう先が
見えてくるかもしれません。以下に直近6ヶ月でFacebookが
買収を行ったサービスを紹介します。

Gowalla
yu_gowalla.jpg
これはフォースクエアの競合となる位置情報サービスですが
FacebookはこのGowallaを昨年末に買収しました。
一方、Facebook独自の位置情報サービスであるスポットは
「過去に訪れた場所にチェックインできる」機能を
途中から取り入れました。
この時点で「今、ここ」のチェックインである
フォースクエアとの一騎打ちを諦めたとも揶揄されてたり
してましたが、これからモバイル中心の戦略を取っていく中
Gowallaのノウハウを取り入れ、リアルタイムチェックインに
再度注力していく流れになっていくと予想されます。

Glancee
スクリーンショット 2012-05-29 11.29.47.png
Facebook上で繋がっている友人が近くにいると
自動的にお知らせがくるという、位置情報をベースに
人との出会いを促してくれるサービスのGlancee
5月の初めに買収しています。
こちらもGowallaと同じモバイルをベースにした位置情報サービスと
言え、この分野へのFacebookの本気度が伺えるでしょう。
このGlanceeはHighlightというよく似たサービスと
比較される
ことも多かったのですが、(Highlightのほうが評判はよかった)
こちらが買収された要因として考えられる一つが
IPhone、Andoroid両方の端末に対応させていたということです。
(HighlightはiPhoneのみ)両方の端末をカバーしていく必要性の
あるFacebookがGlanceeを選んだのも納得できます。

Tagtile
スクリーンショット 2012-05-29 11.33.07.png
こちらは4月の上旬に買収されたサービスです。
キューブの形をした読み取り機を店舗に設置して
それに顧客がモバイルをかざすことで
クーポンやポイントカードを使うことができます。
店舗誘導を効果的に行うことができ
クーポン機能をスタートさせたばかりの
Facebookにとっていわば自然な”お買い物”
だと思います。
そしてやはりこちらもiPhone、Android両端末に
対応しているということも要因として大きいでしょう。

Lightbox
スクリーンショット 2012-05-29 11.35.10.png
これはつい先日の上場前に発表された買収で
Lightboxはロンドンを拠点とする
数百万のユーザーを持つモバイル写真共有アプリです。
こちらはサービスそのものというよりは
この開発チームの人材獲得という買収であり
Instagramチームと共によりモバイルにおける
「写真共有」に注力していくことでしょう。
このLightboxはAndroid版のInstagramともいえ
iPhoneに特化、注力していた同社のノウハウを補完する形での
買収とも言えるのではないでしょうか。
モバイル写真共有」という分野でこの2社を
買収する程の力の入れようです。
そのスタートとなるFacebook Cameraですが
日本で使えるようになるのが楽しみにでなりません。

KARMA
スクリーンショット 2012-05-29 11.49.53.png
こちらは上場直後という最も直近に買収発表が
されたもので、どういったものかというとFacebookで
繋がる親しい人間の誕生日などの特別なライフイベントを
アラートしてくれ、提携しているショップから最適なギフトを
提案してくれるアプリです。
Facebook上の重要なステータスアップデートである
婚約、誕生日、出産を実際のギフトに繋げるという
ソーシャルギフトサービスですが、これも今後重要となる
マーケットであるソーシャルコマースの分野で大きな
可能性を持つものといえるでしょう。
そしてこれも同様にiPhone/Andoroidをベースと
しているモバイルアプリです。

これまでは全てモバイル分野における買収を紹介しましたが
それとは逆にWEBブラウザの「Opera」の買収を検討している
というも出てきています。
同社は約2億人のユーザーを抱えるブラウザサービスであり
これが意味するところはFacebookブラウザの実現でしょう。
先日Yahoo!が独自ブラウザを起ちあげたり、ブラウザのシェア1位に
GoogleChromeが躍り出るなどこの分野もホットなマーケットといえます。
個人的にFacebookには検索機能の改善をより進めて
欲しいと感じてますがみなさまいかがでしょうか?
以上、買収の噂のあるOperaはまだ別にして
Facebookが取り込んだ5つのサービスを挙げましたが
ポイントとしてモバイル、それもiPhoneとAndroidを同時に
同じ水準で開発を進めようとしている(進めている)
スタンスが見て取れます。
またiPhone開発者を多く獲得しているというニュースもあることから
買収を行なっているモバイルアプリのスペシャリスト達と共に
独自のスマートフォンの開発を進めていくのではないでしょうか。
iOS、Androidを凌ぐ存在に成り得るのかどうか。
Done is better than perfect“を標榜する
Facebookのこれからのスピード感ある展開に期待したいところです。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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