8兆円もの評価額で上場したFacebookが持つユーザー数9億人とは別のポテンシャル

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Facebookが上場しました。
2004年2月4日の誕生から8年と2ヶ月程での上場です。
去年の夏ごろからLinkedin、Groupon、Zyngaなどの
大手ベンチャーとも言われていたIT企業が続々と上場を
果たしていますが、この上場ラッシュの集大成ともいえるのが
今回のFacebook上場でしょう。
株式公開初日の時価総額は1,040億ドル、日本円で
いうと約8兆円というトヨタやドコモに匹敵する時価総額で
テクノロジー企業における過去最大の上場となりました。
また、その翌日にFacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は
結婚の報告を行うなどして世の中を騒がしていました。
大きなお金を動かしたこの歴史的上場に
人々は湧いたわけですがそれは一体、なぜでしょうか?
時価総額で肩を並べる他の企業は利益や売上の額で
Facebookのはるか上を言っているにも関わらず
なぜこんなにもFacebookは評価されているのでしょうか?
もちろんインターネット人口のほぼ半分である
9億人を超えるユーザーを抱えているというのも理由ですが
それだけが8兆円規模の評価額の要因ではありません。
以下にFacebookが持つ、利用者数とは別のポテンシャルを
紹介したいと思います。

1.滞在時間の長さと利用率の高さ
例え9億人のユーザーがいるとしても
その誰にも使って貰えないサービスでは
ほとんど意味がありません。
多くのWEBサービスが1,2回使ってもらうだけで
放置されている一方、Facebookには平均で5億2600万人が
毎日使い、その利用時間はGoogleやYahoo!の3倍
TwitterやYouTubeと比べても圧倒的なのが下のニールセンの
データからわかるかと思います。
nilesen
初期、売上が全く無かったFacebookが多額の資金を
調達できたのがまさしくこの滞在時間と再訪率の高さです。
みなさんの中にもインターネットを利用していて
Facebookばかり見てしまう」と感じている方も
いらっしゃることでしょう。
それだけ人を惹きつけられるサイトには
“価値”があるのです。
そしてFacebookが8年間一貫してこの”価値”を
保ち続けてきた大きな要因の一つとして
実名によるリアルな繋がり」という
点が挙げられると思います。
実際に会ったことある知人の近況をログインするだけで
知ることができるサービスだからこそ
この再訪率の高さと滞在時間を維持しているのでしょう。
実名登録というルールがこのようなポテンシャルを
生み出すことになるということを果たして
最初から考えていたのでしょうか。

2.スマートフォン環境への対応強化
mobileapp
最近のFacebookを注視しているとスマートフォンへの
最適化へのスピードの高さに驚かされます。
Facebookメッセンジャー、画像表示のサイズ変更
またはFacebookページを管理するためのアプリなど
その他にもモバイルファーストという言葉通りの
対応を進めています。そのおかげでユーザーあたりの
平均売上が下がっているという傾向があるとのことですが
見方を変えると、将来への投資とも言えるでしょう。
少し個人的な見解になりますが、私はFacebookが
このようなリスクをとってもモバイル主導で
サービスを展開し続けているところにポテンシャルを感じます。

3.アプリケーションプラットフォーム
appcenter
PC、モバイルどちらにも言えることですが
あらゆるアプリへの入り口がFacebook上に
なっていくというところも高いポテンシャルを感じる部分です。
Facebook App Centerの公開を筆頭に
これまでのAppStore、GooglePlayもしくは
オンライン上のダウンロードサイトを探して
アプリをダウンロードする行為が
どんどん少なくなってくると思います。
これからはFacebookがダウンロードすべきアプリを
教えてくれることでしょう。

4.オンラインマーケティングプラットフォーム
fbmark
もはやインターネットに接続している時間の
大半をFacebookが占めていると言ってもいい
この状況下ではSEO、SEM、バナー広告出稿に
施策に予算を割くよりも常に人々が活発に動いている
Facebook上に時間とお金をかけコミュニケーションを
とるという選択肢が当たり前のものとなることでしょう。
そこではホームページの代替となりうる
Facebookページ、新しい形のソーシャル広告、そして
クーポンや詳細なターゲティング広告などの
ハイテクな最先端ツールが揃っています。
上場に伴いここにはより一層、収益化の要として
力を入れてくる部分だと確信しています。
以上、8兆円もの評価を受けているFacebookの
持つポテンシャルを4つ紹介しました。
もはやその滞在時間と利用率の高さから
第2のインターネットとも例えられる場である
Facebookですが、そう言われるのも納得で
そこから移動しなくても多くの事(例えばメール
ファイル共有、ゲーム、イベント管理、電話など)
がそのプラットフォーム上で行えます。
今後は検索に力を入れてくるという噂もありますが
どういった展開でまた私達を驚かしてくれるのでしょうか?
上場後のFacebookの快進撃に期待します。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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