巨大SNS3サービスにおけるマネタイズ方法からみえる次世代の広告の形

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オンライン上におけるサービスの収益化の手段として
多く利用されているものとして”広告“という方法があります。
ネットメディアに留まらず、今ではスマホアプリにまで表示される
バナー広告や動画再生の前に表示されるプレロール広告
またはニュース記事などを読み進める際に表示される
割り込み広告などネットユーザーのほぼ全てがオンライン上で
何らかの広告を目にしていることでしょう。
クリックしてもらう“ことを目的として
リターゲティング広告の技術などが発達しておりますが
やはり「バナー広告はクールじゃない」という印象を
多くのユーザー、サービス提供者、そして投資家達が
考えているということは否定できません。
こういった考えを強く表しているいるのがFacebookです。
映画「ソーシャル・ネットワーク」をご覧に
なった方は覚えているかと思いますが
マーク・ザッカーバーグ氏が頑なにバナー広告による
マネタイズ方法を拒否していたシーンなどが象徴的でしょう。
サイトに広告枠を設けるだけで
訪問したユーザーに効果的な広告を配信し
ほぼ自動的に収益に貢献してくれるGoogleの
アドセンスは確かに素晴らしいものですが
業界のスピード感が年々増しWEBサービスも乱立している
今の時代においてはこのアドセンスだけに
頼るビジネスモデルはほとんど
注目されなくなってきているのが事実です。
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一日に何百万人も訪問するメディア企業ならまだしも
サービス利用者の目的にマッチしない広告が
ユーザー体験を損なってしまうという事実が
クールじゃない」と言われる所以でしょう。
では今、世の中で多くの注目とお金を集める
ソーシャル・ネットワーク系のサービスは
バナーとは違う、どのような手法で収益を
生み出しているのでしょうか?
以下にFacebook、Twitter、Tumblrがみせる
全く新しいマネタイズ方法をご紹介致します。

Facebook
sponsored-stories.png
ソーシャル広告の代表格とも言えるのが
Facebookが提供するこのスポンサー記事広告です。
広義の意味ではバナー広告の一つとも言えますが
例えばこのように
あなたの友人の△△さんが◯◯についていいね!と言っています。
と表示され、友人に関する情報という形で
その友人を通して広告主のブランドが紹介されます。
つまり、ユーザーはそれを広告としてではなく
一つの有益な情報として認識することになります。
これによりブランドはFacebookというプラットフォーム上では
これまでになく効果的なコミュニケーション方法を
手に入れることができるようになったのです。
いつもは煙たがれる存在の広告を有益な情報として
ユーザーの提供する手段はGoogleの検索連動型広告が
実現したものでありますがそれをFacebookは
ソーシャルネットワーク上で効果的に
応用していると言えるでしょう。

Twitter
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Twitterには主に3つの広告手段があります。
1つめがプロモトレンドと呼ばれるもので
任意のハッシュタグをトレンド入りさせるためのもので
エンゲージメントを高めるのに効果的です。
2つめがプロモアカウントというもので
ブランドのアカウントをオススメユーザーとして紹介するものです。
そして3つめがプロモツイートで、各ユーザーの
タイムラインに任意のTweetを一回だけ表示させることが
できるというものです。(上記の画像)
しかしまだどれも実験段階であり
最近ではEメールで人気のTweetをお知らせしてくれる機能
も追加したとのことです。
この中にもプロモツイートが入ってくる可能性は
多いにあるといえ、まだまだTwitter社は
次世代の広告の可能性を探っている段階と言えます。

Tumblr
tumblr-highlights1.png
じわじわとブログツールとして利用者を増やしている
タンブラーですが、こちらもバナー広告とは違う
独自の方法でマネタイズに乗り出しています。
それがハイライト機能というもので
1ドル支払うことで、重要な投稿にカスタマイズ可能な
ステッカーをつけてフォロワーに表示させることができるというものです。
つまり、これで重要な投稿を効果的に訴求することができます。
絶対に見てもらいたい重要なお知らせであれば
1ドルというのは比較的リーズナブルな金額だと感じます。

以上、Facebook、Twitter、Tumblrの
広告方法をご紹介しました。
どれも「」という古くから使われている
一方的にメッセージを訴求するための広告商品ではなく
ブランドとユーザーのコミュニケーションを
円滑にするための広告です。
これはブランドとユーザーがフラットに
会話できる場としてしっかり機能しているからこそ
実現できる方法と言えるでしょう。
日々、様々なWEBサービスが現れていますが
これからは安直にGoogleアドセンスに頼る
収益化ではなく、自分たちのサービスのバリューを
最大化させる独自の収益化方法を打ち出せる
サービスが生き残ることになると思います。
Googleの検索連動型広告やFacebookのスポンサー記事広告が
見せてくれた広告におけるイノベーションを
今度はどのようなサービスが作りだしてくれるのか楽しみです。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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