上場後のFacebookに期待する、広告におけるイノベーションの可能性

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「地球上の約8人に1人が使っているサービス」
一つのブランドのサービスでかつてここまでのシェアを
とれたものがあったでしょうか?
その桁外れな規模のサービスこそ、みなさま
ご存知のFacebookというわけですが
先日、来たる上場に向けてまた多くの情報が公開されました。

・月間のアクティブユーザー9億人
・日毎のアクティブユーザー5.26億人
・毎日3億枚の写真がアップロード
・10人以上のファンがいるFacebookページは4,200万ページ
・2011年は37.1億ドル(3000億円)の利益
・広告におけるビジネスは4000億ドル(32.5兆円)のマーケットと判断

主に上記のような数字が公にされたわけですが
どれをとっても驚異的な数字と言わざるえません。
というのも世界の多くの国々のネットユーザーにとって
すでに一番人気のサービスとなって久しいFacebookが
まだまだ成長を続けていることに驚きです。
そして今後はpcを持つことができない人々に対しても
シェアを広げていけるよう、モバイルへの展開に本腰を入れていくことは
先日のInstagramの買収を見ても確信を持って言えます。
そしてそのモバイル分野の他にさらに精力的に
コミットしてくるのが、上記のデータにもあるように
32.5兆円もの市場と判断している広告ビジネスでしょう。
これまでは広告に対して控えめなスタンスを
貫いていた同社ですが、上場に伴いこちらも積極的に
動きを見せてくる部分と考えています。
そしてちょうど先日Facebookの広告機能について
アップデートがありましたのでこちらでご紹介したいと思います。
fb-ads.jpg
何が変わったのか一言でいうと
より詳細なターゲティングが可能になりました。
これまでは年齢、性別、地域、経歴、興味関心、言語などで
ターゲティングが可能でしたが、(これだけでもすごいですが..)
今後はこれとは比べ物にならないくらい詳細なターゲティングが
可能になり、広告の効果をより向上できると言います。
具体的には以下の項目でターゲティング広告の最適化が
できるとのことです。

チェックイン/写真のタグ/クーポンの取得/クーポンのシェア/
アプリのインストール/アプリの使用/Facebookページの投稿の共有数/
Facebookページの投稿へのいいね!、コメント/
アプリ内での課金の金額、回数
などです。
Facebookは9億人の個人の静的なデータを持つだけではなく、
コメント、共有、購入、人との関係性、外部サービスの利用状況
さらにはイベントやチェックインなどのオフラインの行動などの
あらゆる動的なデータを日々収集、分析しているサービスです。
これらの私達の”行動“をベースにものすごい精度の高い
ターゲティング広告を今後広告主に向けて提供していく予定と言います。
例えばある場所にチェックインした時やイベントに参加している時間帯に
その近い場所にあるいいね!をしてファンになっているショップの
クーポンをニュースフィードに表示するなどユーザーの行動に
リアルタイムで対応した形で広告が配信されるようになるでしょう。
※予め断っておくと上記の機能は開発者向けの広告APIを
使った上で可能になる機能であり、まだ誰でも使える
機能ではないということをご理解頂ければと思います。
それぞれにとってのメリットをあげるとするならば
1.広告主:自社製品にマッチしたターゲティングにより費用対効果の向上が
見込める
2.Facebook:クリック率が上がることでクリックを得るための表示回数が少なるため、より多くの広告を表示できる
3.ユーザー:欲しいと思う前に自分にとって価値のある商品とマッチングできる
というようにこれからのFacebookの広告展開は3方にとって
価値のあるソリューションと言えるのではないでしょうか。
しかし、これについては個人情報の問題など、まだ賛否両論あるかと思います。
個人的にではありますが、関連のない広告をひたすら配信されるよりは
まだ有益かと思いますがいかがでしょう。
広告を広告としてではなく有益な情報として提供する
というビジネスモデルで今のGoogleが築かれたという
事実からもこれからのFacebookが展開していく
広告の可能性に注視していく必要があります。
また広告主にとっての最重要課題である費用対効果の
測定手段についても今後慎重に対応してくる予定であると
感じますし、日毎に企業にとっては必要不可欠な
マーケティングツールとなり始めているのを実感しています。
Facebookは「私達が考える広告の可能性の1%しか実現できていない」
とよく口にします。上場し、社会から利益を求められる
立場になる中で今後私達が予想もしなかった
マーケティングにおけるイノベーションを
もっともっと生み出し続けていくのを
期待せずには要られません。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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