タイムライン化で激変した2012年のFacebookアプリ事情を振り返る

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今年も残すところ5日となり、もうそろそろ仕事納めの日が気になって仕方がないという方も多いのではないでしょうか。
私はRexで、Facebookアプリを紹介する「Pickup!アプリ」と、ソーシャルコネクトを使用した新しいサービスを紹介する「ソーシャルコネクト最前線」の2つのコーナーを担当させていただいており、今回が年内最後の更新となりました。
そこで、編集長から「年初に予測していた内容を振り返ってみて」と言われたのですが、まさかFacebookページがタイムライン化するなど予測できていたはずもなく、こんな風に2012年を予測していたのです・・・。
【番外編】2012年Facebookアプリの動向を探る
非常に残念な結果となってしまいましたが、自戒の念も込めて今一度Facebookアプリについて再考してみることで、今後の運用に役に立つ何かが見つかるかもしれないという一縷の望みをかけながら、ぜひお付き合いいただけると幸甚です。
まず大前提として思い出していただきたいのが、2012年の3月30日以前のFacebookページの仕様です。
2012.01.jpg
※2011年1月時の画像です。
以前のFacebookページでは常に見える位置にメニューが表示されていましたし、「いいね!」を押す前の人(Facebookページにとっての新規ユーザー)に向けたWelcomeページの設定をすることもできました。
そして何と言ってもFacebookページのタイムライン化によって最も大きく変わったことは、Facebookアプリの持つ意味です。
以前のFacebookページでは、アプリを使ってWebサイトに近い感覚でFacebookページをカスタマイズすることで、Facebookページの目的に合わせたコンテンツを用意しながら、効果的な導線を引くことが求められていました。
「Facebookページの運用≒Facebookアプリの活用」と言っても過言ではないほど、各社から高機能なFacebookアプリがどんどん投入されていたのです。
2012.12.jpg
それがこんな風に様変わりし、常にアプリへのリンクが表示されるのは、右上のたった2つのリンクだけ。
3月30日以降の新しいFacebookページではタイムラインがすべてであり、1回1回の投稿でどれだけインパクトを与えられるかが、Facebookページ運用の成否を分けるようになりました。
そのため、Facebookアプリはキャンペーンや広告のランディングページとしての役割を果たしたり、「いいね!」を増やすためのしかけとしての役割に限定されるようになったため、これまでのように「無料アプリを活用すれば、お金をかけずにFacbeookページを運用できる!」という考えはほとんど通用しなくなってしまい、変更当初は苦労された担当者の方も多かったのではないでしょうか。
一方で発展を見せたのが、「ソーシャルコネクト最前線」のコーナーでご紹介して来た、Facebookログインを始めとするソーシャルコネクトを活用したサービスです。
その多くは単なる会員登録の簡略化だけでなく、Facebookの実名制を活かしながら、オンラインでのコミュニケーションをより深く・濃いものにしたり、安心を担保したりするようなサービスが、2012年は次々と生まれてきました。
ちなみに、2012年当初に私がFacebookアプリについて予想していたキーワードは、「モバイル対応」と「カスタムアプリ」の2つでした。
Facebookの仕様変更もあって「カスタムアプリ」の方はすっかり外れてしまいましたが、「モバイル対応」の方は半分くらい当たっていた気がします。(判定が甘いですか?)
2012年は、かなり速いスピードでスマートフォンの普及が進むと同時に、スマートフォンのネイティブアプリやスマートフォンブラウザに最適化したWebサイトの提供が不可欠となってきました。
ソーシャルコネクト最前線で紹介して来たサービスの中でも、「PC版は用意されておらず、ネイティブアプリしかない」ものや、「最初はPC版しかなく、ネイティブアプリは作成中」といったものなど、各社パターンは様々ですが、いずれにせよスマートフォン版を用意するのとしないのとでは、サービスの普及速度にも大きく影響が出ているように感じます。
初めはWebサイトを一括でスマートフォン用に変換するやり方であったとしても対応していないよりはよっぽど良いですが、検索やブックマークからアクセスしないと再訪してもらえないWebサイトよりも、一度ダウンロードしてもらえればPushでアラートを送信できるだけでなく、継続的に視界に入る可能性も高いネイティブアプリの重要性は、今後さらに高まってくるのではないでしょうか。
Facebookでマーケティングを行っていたり、コンテンツマーケティングのためにブログを運用されている企業の方は、なおさらです。
あまり評判のよくないFacebookのネイティブアプリですが、それでもやっぱり移動中にFacebookを見ている人は多いもの。
Facebookに貼られたリンクからWebサイトにアクセスしたときに、スマートフォンに最適化されていなかったら、がっかりですよね。
せっかくのチャンスを不意にしてしまうことになりかねませんので、このお正月休みの間にでも、まずはアクセス解析でユーザーのOSや使用ブラウザをしっかりとチェックして優先順位を決めながら、モバイル対応を進めるための情報収集を始めてみてはいかがでしょうか?
2012年の大きな教訓としては、“Facebookは変わり続ける” ということです。
Facebookの仕様変更の度に、良いだの悪いだの議論して、結果が出るまで当面様子を見るというやり方は、必ずしも正しくないのかもしれません。
Facebookページの運用に絶対的な正解は存在しないのですから、「何でも来い!」という気概で来年も一緒にがんばっていきましょう!
それではみなさま、良いお年を。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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