クラウドファンディングとは、とてもわかりやすい共感を産む仕掛けである

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みなさんが、「これ、買って良かったなぁ」と思うのは、一体どのような時でしょうか?

当然、何かを購入するときには、さまざまな動機を持っています。

例えば、ある商品を購入する時の判断基準として、価格や品質、企業イメージや友人からのクチコミ等が挙げられるかと思います。しかしながら、それだけでは必ずしも購買につながらないケースも多いかと思います。そういった多様な価値観をうかがえる事例の1つがクラウドファンディングです。あくまで購買ではなく、寄付や社会的投資を目的としたオンライン上のプラットフォームですが、企業のマーケティング的にも参考になる面も多いので、ぜひ今回ご紹介できればと思います。

 クラウドファンディング(Crowd Funding)は、群衆(Crowd)と資金調達(Funding)を合わせた造語で、その取組みは近年急速に高まりつつあります。2014年10月、「visualizing.info」が集計した調査では、日本のクラウドファンディング主要10社および団体を合わせると支援額は約1.9億円にのぼり、市場規模も年々増加の一途をたどっています。さらに、高い人気を誇るクラウドファンディングサイト「READY FOR」は、「市民ユニットのパブリック・キュレ―ション」が実施した調査結果によると、ユーザー層の89.5%が20代・30代ということで、若者が支援もしくは自らが責任者となってプロジェクトの運営を行っているのも特徴の1つです。

 それでは、このように多くの若者を惹きつける魅力は一体どこにあるのでしょうか?

 

クラウドファンディングの魅力

 

大きな要因として挙げられるのが、責任者と支援者の間における密接なコミュニケーションです。各プロジェクトの責任者は、寄付をクラウドファンディングサイト上のページやそれに付随したfacebookページで呼びかけるにあたって、現状の課題は何か、その課題に対して自らはどのような思いを抱いたのか、さらには、なぜ目標金額が今すぐ必要なのかを分かりやすく掲載しています。

この責任者の「思い」がしっかりと伝えられるかどうかがポイントです。

それを見て共感した支援者は寄付を通じて、より身近に責任者や他の支援者と思いを共有することができます。ある意味、支援者は新たなコミュニティとの関わりを持つことができると言えますし、クラウドファンディングサイトのページを通じて、直接メッセージを責任者に届けることも可能です。それに応じる形で多くの責任者が新着記事を随時アップデート。支援者が知りたい情報をなるべく紹介し、一体感が生まれるようなコミュニケーションを心がけています。

 このような相互的なコミュニケーションは、近年ソーシャルメディアを通じて、ますます活発になっていると言えます。あくまで一方的なメッセージングではなく、共に思いを感じられるような共感型のコミュニケーションを育んでいくことも大切なポイントであるのかもしれません。次回は実際にウガンダでのプロジェクトをクラウドファンディングによって成功させた大学4年生の谷口祥平さんにインタビューを行って、その思いや秘訣について具体的に迫ってみたいと思います。

参考URL:http://visualizing.info/article/4255.html

http://public-curations.com/research/crowd-funding-research/

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