自動車ゲーム対決 フリード VS パレットSW

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こんにちは。
前々回に取り上げた「HONDA VS NISSAN」これは言わずと知れた自動車メーカーの対決ですが、今回は特定の車種の、ゲームを使ったキャンペーンを取り上げてみたいと思います。
ただ、実は今回取り上げるSUZUKIのパレットSWはすでにキャンペーンが終了しているのです。。
どうしても、先日始まったホンダフリードのキャンペーンを取り上げたかったこともあり、近そうな事例としてピックアップしました。ご了承ください。

ファミコン風ゲームキャンペーンのフリード

Honda FREED
先週末、満を持してスタートしたのがこのフリードのキャンペーンです。初のミニバンクラスでのハイブリッド車種も登場ということでメーカー全体から見ても注目の商品はどう訴求されているのでしょうか。
まずFacebookページにアクセスすると
freed1.png
こんな感じで懐かしのドットグラフィックが表示されます。「Face game book」と銘打たれていることもあり、いわゆるアドベンチャーゲーム的な印象があります。このへんはフリードのターゲットとなる若めのファミリー層ならだいたい違和感なく入り込めると思います。
freed2.png
アプリと接続するとこんな風に自分の写真と名前をつかってタイトル画面を飾ってくれます。アプリではよくある手法ですが、想像していなかったこともありちょっとびっくりしました。
freed3.png
本格的な推理に入る前に、腕ならしとしてミニゲームもあります。
というわけで、始まったばかりのキャンペーンでもあるので、ここから先はぜひ実際に試してみてください。
個人的には「Facebookでこんなことできるんだ〜」というポイントもあり、可能性を感じさせてくれるキャンペーンだと思います。
で、実は今回のNEWフリード、他のメディアですでに報じられていますがハイブリッドタイプを中心に目標より大幅増の注文状況となっているようです。確かにCMを見る事も増えましたし、ファミリー向けのイベントでは実車が展示されているのも見かけましたから力を入れてプロモーションしているのだと思われます。一方今回のFacebookページは現在のところファンが2,540人と正直それほどもでもない人数です。
これはどういうことなのでしょうか?
フリードだけにファン数も「ちょうどいい」ところを狙っているのか?
今回のゲームは「いいね」をしなくても楽しめるのでそれも理由のひとつかもしれません。
ただそれとは別に、
通常キャンペーンは商品販売のちょっと前から開始すると思うのですが今回は発売してからの開始でした。このへんを鑑みると、発売前に注目を集める、というより、販売状況と並行するかたちでファンを増やしていこう、という狙いがあるのかもしれないのでは、と考えました。すでにかなりの量を投下している既存プロモーションで認知をあげ、Facebookキャンペーンを通じてカジュアルながらも今までにはなかった関係を作りたい、という実験なのかもしれません。まだキャンペーンははじまったばかりですが、終了の12月12日までどんな展開があるかチェックしていきたいと思います。
※ちなみにゲーム企画でコラボレーションしている「SCRAP」は謎解きコンテンツ専門のイベントユニットだそうで、テーマパークでのイベントなどプロデュースされているそうです。

SUZUKIのFBページから情報発信するパレットSW

SUZUKI キャンペーン情報
こちらは8月いっぱいまで「スズキ パレットSW -オセロキング Mr.SWに挑戦!」というキャンペーンを実施していました。
キャンペーン終了後もゲームはプレイできたのですが、それも10月で終了しています。その名のとおりオセロキングであるMr.SWとオセロで対決する、というものでうまく勝つとプレゼントに応募できるというものです。キャンペーンは第1弾、第2弾とあり、プレゼントはけっこう豪華なものがそろっていましたが、クルマそのものはプレゼント対象になっていませんでした。
suzuki2.png
こちらが現在のウォールです。もともとキャンペーンサイトはFacebook外にあったこともあり、Facebookページとしてみるとウォールを中心としたシンプルな内容になっています。かなりこまめにゲームの進捗やユーザー動向の変化が投稿されており、サポート的な機能を担っていました。

「自動車」というジャンルでユーザーと関わりを持つためにゲームを活用

今回は、モデルチェンジをした既存車種のキャンペーンをとりあげてみました。どちらもゲームをベースにした内容で、商品の特性や購入に直接つなげるような施策はなく、ゲームを通じて接触を持とう、という点にフォーカスしているのが共通しています。
今まで、「キャンペーン」というとプレゼントや特典で応募者を集めるというのがポピュラーな手法でしたが、今回とりあげた2つのページはどちらも「参加すること」自体に意義や興味を持ってもらえる仕組みになっているのが印象的でした。パレットSWの賞品はそこそこ豪華でしたが、逆に自動車本体をプレゼントにしていない、という点が「まず参加してもらう」というのを強調していたように思います。
Facebookを含むソーシャルメディアを使っているユーザーというのは言ってしまえば、「プライベートや日常の生活圏内でコミュニケーションしている」ことを自覚しているわけで、そんな場所にいきなりプロダクトアウト的にアプローチしても意味がないといえます。そんな中、できるだけ自然にメーカーや商品名を溶け込ませていくのに優れたゲームやキャンペーンというのはかなり有効なツールになってきています。最近では「ゲーミフィケーション」という言葉もポピュラーになってきていますが、ユーザーがすぐに想起できない商品や、商品ジャンル的に身近でない場合はこのような方法で関係を深めていくのも良い方法ですね。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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