めがね対決 JINS VS Zoff

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こんにちは、ベーシックの有賀です。
最近、家族がめがねを新調したこともあり、いくつかお店を見に行く機会がありました。
今回取り上げるJINSもZoffもそうなんですが、ちょっと前の記憶よりも、予想以上に安くカジュアルになっているのと、機能性の高い商品が増えていたのに驚きました。
そういえばめがね屋さんなんてそんなしょっちゅう行くところじゃないもんな〜と思ったのですが、Facebookで検索してみると、やっぱり両社ともちゃんとページを用意されているんですね。
ということで今回はめがね屋さん対決です。

自社のビジネス展開の告知として機能させているJINS

JINS
JINSのFacebookページ、アクセスしてみるとまずはウォールが表示されます。
もっと派手なのものを予想していましたが、意外と地味?な印象ですね。
jins1.png
しかしこのFacebookページ、ファンが1万人以上いるんです。ぱっと見、ファン数拡散を目的とするようなコンテンツはないのですが、なぜこういう結果になっているのでしょうか?
まずJINSならではのコンテンツをチェックしてみました。
jins2.png
こちらは店舗の紹介ページですね。現在進行中の商品展開やシンプルな価格表が掲載されています。他のページと同じように、基本的には外部にある公式サイトのページにリンクしていますね。
その他におすすめ商品pick up というページもありました。
jins3.png
こちらは主にチタンフレーム、エアフレーム、ゴルフ用アイウェアなど機能性の高いモデルを紹介しているようです。ここだけ見た感じだと、特に変わった仕組みはないようですね。
その他にちょっと気になったのが、お気に入りページへのリンク。一覧で見てみるとわかるのですが、ほぼ全ての店舗が網羅されているんじゃないか、というくらい徹底的にfacebookページ化されています。とはいえ、一つ一つのページにはせいぜい1ケタ台の「いいね」があるくらいで直接的な効果はないように見られました。
jins4.png
ウォールをよく見ていると、「いいね」やコメントといった反応が多くなる(30〜50程度)ポイントが見つかりました。
ざっと見たところでは、
・花粉cutモデル
・佐藤可士和さんの「jINS PC」インタビュー抜粋(新聞広告用コンテンツ)
・「JINS Moisture」がニュースで取り上げられた
あたりでしょうか。
どれも今までの「めがね」の枠にとらわれない上に、商品特性がわかりやすいという特徴があります。さらに、テレビや著名人など、言ってしまえば「メジャー」な媒体に接点を持つ事でよりその正統性や「いいね」しやすさを高めているのかもしれません。以前あったONE PIECEコラボ商品なども同じような流れで共感を得ていたのだと思われます。
奇をてらったキャンペーンや拡散機能よりも、製品自体の圧倒的な差別化や正統感、をしっかり持つ事でファンを獲得してきたという例ともいえるのではないでしょうか。

商品・キャンペーン告知から店舗スタッフ紹介まで幅広いZoff

Zoff
ウェルカムページに入ると何やらグニャグニャになっためがね的なものが出てきます。
zoff1.png
なんだこりゃ、と思いながらページを繰っていると・・どうやらめがねを曲げて作ったもののようです。そう、しなかやさと軽さを備えた新製品の告知だったのです。確かにすごそうな印象は受けましたが、ドライアイ用、花粉用、などに比べるとピンとくるまでちょっと時間がかかりました。
zoff2.png
その他のページを見てみました。このへんはJINSとも大きな差はなく商品情報ページから外部サイトにリンク、というようなオーソドックスな構成になっています。
zoff3.png
となると、やはりウォールに秘策があるのか?と見てみると、やはりありました。花粉症対策やファッション性の高いモデルの紹介が投稿されています。
zoff4.png
その他にも、戦国BASARA×Zoffコラボやキャンペーン告知などもあり、両社比較的近い取り組み方をされているようでした。ただ、JINSにないところとして、店舗の方が登場したり、口調が親しみやすいところもあり、ファン数は2007とJINSの1/5程度ながら高い割合で「いいね」での共感を得られているようです。もっと満遍なくコメントまで獲得できるようになるとさらに活発になってきそうです。

両社にはどんな違いがあるのか?

今回ピックアップした2社、ビジネスモデルはもちろん、Facebookページの運用や内容にも大きな違いはみられませんでした。あらためて両社の違いを抽出してみると、
・ファン数はJINSが1万、Zoffは2000
・Zoffは「いいね」がつく割合は高いがコメントが少ない。JINSは「いいね」はそこそこ、加えてコメント内容が商品について具体的なものが多い
・店舗で受けたイメージやサイトデザインなど総合すると、Zoff=ファッション性、JINS=機能性 という印象
というところでしょうか。同じめがね屋さんでも実はユーザー層がけっこう違うんじゃないか、というのが今回思い至った仮説です。
もしこの通りであれば、JINSのほうが男性ユーザーが多く、機能性の高い製品への反応が高くなっている、ということが成り立ちそうですね。本当の意味での「ファン」が獲得できているともいえます。
ひとことでいうと同じビジネスモデルを展開していても、顧客層は異なるもの。Facebookページでのコミュニケーションを見る事で、顧客層の違いが浮かんでくるのでは?というのが今回のポイントです。しっかりと自社や製品の顧客像が掴めていれば問題ありませんが、「うちのお客さんは実際のところどんな人で、どう思っているんだろう?」となったときに、自社や競合のFacebookページ、特にウォールを注視する事で何かヒントが得られるのではないでしょうか。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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