ソニー損保 VS チューリッヒ保険会社

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こんにちは、ベーシックの有賀です。
個人的なことなのですが、ちょうど今、自動車保険の更新の時期でして、今よりもお得なのないかなぁ、などと探しておりました。各社Facebookページもあったりするのかな?とチェックしてみたところ、損保各社みんなけっこうちゃんとしたFacebookページを運営されているんですね。
ということで今日はそんな中でもCMなどで知名度の高いチューリッヒとソニー損保をピックアップしてみました。
自動車保険というと、保険商品の中でも価格と補償内容がシビアに検討される分野です。各社どんなコミュニケーションをとっているのでしょうか?

「ドライブの楽しみをサポートする」構成のソニー損保

ソニー損保
ウェルカムページから「いいね」して先に進むとこんなページが。
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「ハイウェイ ドライブグルメ」というコーナーで、どうやら高速道路のPA、SAのグルメ情報を紹介しているようですね。最近は海老名SAなど、力の入ったSA/PAも増えていますので、コンテンツ内容をすんなりイメージできます。無難ですがわかりやすいですね。ページの下の方にはバナーがあり、外部ウェブサイトにリンクしています。手の込んだ連携をしているわけではありませんが、思わず見てしまいました。遠出をしたときに立ち寄ってみるきっかけにもなりそうです。
ウェルカムページに戻ると、ちょうど今フォトコンテストを開催中とのこと。
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お出かけ中のナイスショットをアップしてキャンペーンに参加、投票数の多い順にプレゼントが当たります。
レベルの高い写真もあったりして意外と侮れないですね。今からアップしてもちょっと勝てる気がしませんが、参加してみてはいかがでしょうか?
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そしてこちらはウォールです。2945人のファンに対して、だいたい20前後の反応があるようです。
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社内ではFacebookのチームがあるようで様々な人が投稿をされています。チームの写真などもアップされていて、顔の見える運営という感じがします。もう少しコンテンツに合わせて、ドライブ関連の情報があったりするとよりエッジが立ってくるのではないでしょうか。
ソニー損保のページは全体的に、フォトコンテストやグルメ情報等、「ドライブする楽しみ」を促進する企画が多いのが印象的でした。わかりやすいキャラクターがいるわけではないので強い印象には残りにくいですが、誰にでも受け入れられやすいニュートラルなイメージを持ちました。特定の人に深く刺さるものではありませんが、ドライブする人ならさらっと「いいね」してしまいそうなさっぱりとしたコンテンツになっています。

企画推し?にぎやかなイメージのチューリッヒ

チューリッヒ保険会社
お次はチューリッヒ。アクセスしてみると、今年の干支である龍の文字入りダルマが。手の込んだ演出ですね。
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ソニー損保に比べると、企画色の強いコンテンツがちらほら。今は「のりものプロフィール」「のりもの新聞」の2つを展開中です。
こちらがのりもの新聞です。(アプリへの接続が必要です)。若干謎なタイトルだからこそ、興味も惹かれるというものです。さっそく作ってみましょう。
こんな感じで自分のクルマの名前や写真を入れていきます。実はこれ、自動車でなくてもスケボーや自転車でも何でもいいんですね。先にのりものプロフィールを作成しておけば、そのまま新聞に流用する事もできます。
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過去、現在、未来の愛車についてプロフィールを作成、友人と共有もできます。自分の成長に合わせて、自転車→バイク→クルマ、みたいな変遷も表現できるので、何台も乗り継いできたクルマ好きの方には刺さるアプリだと思います。
さてこちらはウォールです
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ソニー損保よりも多い3500人以上のファンがいますが、ソニーに比べると反応率は少し低いようです。投稿自体はコンスタントにされているのですが運営されている人の顔が見えないので、コミュニケーションの対象を図りづらくなっているのかもしれません。
ソニー損保に比べると、「モノ」としてのクルマや乗り物にフォーカスしている感がありますね。Facebookページ全体もしっかり作り込まれていますし、制作・運営のリソースを確保して運営されている印象を受けました。

ファンへのアプローチの仕方の違い

ということで、今回は自動車保険においては知名度の高い2社を取り上げてみました。
以前取り上げた生命保険対決でも感じましたが、自動車保険という商品は商品自体の特性や差別化ポイントをアピールしづらいという特性があります。さらに、基本的には「今現在自動車に乗っている人、予定している人」がターゲットになります。自動車メーカーなどに比べると、潜在的な顧客層を図りづらいジャンルと言えますが、アプローチに若干の違いが見られました。
ソニー損保:
自動車を通じた楽しみに気付かせたり、ドライブをサポートするコンテンツ。自動車所有者を含む、その家族や同乗者まで巻き込めるネタを提供することで、何かあったときにイメージしてもらえる存在を目指す。
チューリッヒ保険:
所有する乗り物にフォーカスしたアプリ。クルマ好きの人にはコレクション的な機能を提供しつつ、クルマ以外の乗り物にも対応する事で幅広いユーザーを獲得。今後乗りたいクルマを登録させることで、潜在的なお客を見つける効果もある。
チューリッヒのほうがより直接的なアプローチといえそうです。会社ウェブサイトにいけば詳しい商品内容や見積もり機能もあります。Facebookページ内にも「節約」を前面に出したページがありますので、ここ経由での問い合わせ、見積もりを計測する事で効果検証しやすい運用をされているのかもしれません。
それに対してソニー損保の方は、長い目でコミュニケーションをしているようです。新聞広告等で見る限りは価格や他社からの乗り換えをプッシュしていますので商品力には自信があるのだと思いますが、Facebookページではあくまでアシストに徹しているように見受けられました。
というわけで、ぱっと見違いのなさそうなページですが、他のプロモーションと組み合わせるとページの存在意義が見えてくる、という例でした。何らかの形で効果が測れないことには取り組みづらいですが、検証・解析ツール等も増えてきていますし、今年はバラエティに富みながらもしっかりと自社のビジネスに合わせた効果検証をできるようにするという動きがより確立されてくるのではないでしょうか。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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