3つの事例からファン獲得のためのアプリケーション活用について考える

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こんにちは、クラッチの金城と申します。
この度はソーシャルメディアポータルサイトREXの
オープンに当たりまして、記念すべき初めての
読者である皆様にご覧になって頂けることを嬉しく思います。
このREXでは毎週木曜にFacebookページの
活用事例を紹介していきたいと思います。
今年の震災をキッカケとしてFacebookに力を
入れ始めた企業も多く、日毎に名前を聞いた事のある
企業がFacebookページを開設している印象を受けます。
UNIQLOやANAを初めとして
NHK、SUNTORYなどのFacebookページも
素晴らしい運用をされていると実感しております。
このような各企業のFacebookページを
様々な切り口で分析していきたいと考えています。
今回は色々とご相談を受ける中で
最もご質問の多いアプリケーション
活用事例についてご紹介致します。
先立って今回ご紹介するアプリケーションの定義として
申し上げますとPCにインストールするものではなく
Facebook上(WEBサイト上)で起動するものであり、
その使用した方の人間関係を活用したプロモーションツール
という定義をあらかじめさせて頂きます。
今回ご紹介いたしますのは3つあります。
まずは

ポカリスエット

pokari_app
こちらは今回ご紹介する3つの中では
もっともファンを獲得できた事例だと思います。
(公開1ヶ月で7万人のファンを獲得)
大塚製薬が展開する清涼飲料水
ポカリスウェットがFacebookページを
立ち上げるにあたって構築されたアプリですが、
3つのポイントが押さえられています。
1>診断
pokari_shindan
イオンクオリティという指標を設けて乾き度診断を行っています。
Twitter上でよく見かけた診断メーカーもそうですが
「診断」は口コミを誘発する強力なコンテンツだと
感じます。同時にマーケティングデータも取得できますしね。
2>インパクトのある画像を投稿
pokari_gazou2
診断結果だけでもユーザーを引きつける力は
あると思いますがさらに画像を3枚セットで
投稿してもらうことによって認知力の向上を計っています。
ニュースフィードの「枠」の奪い合いは今後
加熱してくるかもしれません。
3>タグクラウドの実装
pokari_tag
「スポーツ」「二日酔い」「風邪」などの
人々のポカリスウェットを飲む理由が視覚的に
共有できるようになっています。
これによって例えば今まで「スポーツ」の後にしか
ポカリスウェットを飲まなかった人が「寝起き」にも
飲むキッカケを創出させることに繋がるでしょう。
NO MUSIC, NO WHISKY. 診断!友達チェッカー
whisky
先日の8月25日から公開されたアプリで
ガッツリFacebook上でバズっていたのでご覧、
もしくはご利用なさった方も多いのではないのでしょうか?
こちらはサントリー酒類株式会社が
運営しているページでタワーレコードとの
タイアップキャンペーンにおけるFacebookページです。
7月15日からこのページは開設されていたのですが
こちらのアプリでご存知になった方も多いかと思います。
このアプリはタワーレコードの名コピー、
「NO MUSIC, NO LIFE」を上手く活用しており、
「NO (友人のアイコン)、NO (自分のアイコン)」という形で
ソーシャルグラフ上の友人をピックアップして表示し、
「あなたになくてはならない友達はこの人!」という
フレーズと共にウォールに投稿させるという仕掛けがあります。
whisky_wall2
1>上記のポカリスウェットと同じく、
3枚セットの画像として投稿させる点
2>プロフィール画像としても使える
画像も合わせて保存させる点
3>友人を投稿するコンテンツとして利用している点
などの非常に秀逸な工夫がされており、
いってしまえば拡散するべくして拡散した
アプリの好例だと言い切れます。
特にこのアプリのポイントとして特筆できるのが
ウォールへの投稿の内容が友人を「1人だけ」
ピックアップしているという事です。
つまり、誰の目に止まるか解らないものを
全員に向けてシェアするより、
少なくとも1人は確実に反応してくれるものを
ピンポイントで届けるという
100万人にではなく、100人に届けるという
今、ベーシックとなっている手法を取り入れている
好例だと感じます。
ターゲットをセグメントするのは
ソーシャルメディア施策では本当に重要です。
ケンタッキーフライドチキン
「チキンにチェッキン」キャンペーン

KFC_app
こちらは8月末までのキャンペーンで
現在は終了しておりますがこちらも好事例です。
kfc_wall
上記のように自分の写真を選んで
ニワトリ?のコスプレをした写真を
キャンペーンコピー&URL付きでシェアさせるという
シンプルなものですが、参考になるポイントが2点あります。
1>突っ込みどころがある
「なんだこれ!w」という突っ込み所が
人の言の葉に乗る理由になるから
(クチコミをおこしてもらうには理由が必要です。)
2>生成した画像がオフラインの店舗へ誘引材料としても機能している
つまりO2Oの考え方ですね、ソーシャルメディアは
「売る」施策ではなく、人に「買う」キッカケを持って貰う
ためのメディアでもあるので実店舗を持つ業態とはとても相性がいいです。
この事例では画像そのものがクーポンとなる仕組みを取り入れています。
またこのクーポンは「次世代店舗限定」にしており
都心の店舗でしか対応してないという部分が参考になる点だと感じました。
なぜなら

・全国店舗へのオペレーションが難しい
・Facebookユーザーの8割は東京
という理由があるからです。
多くの実店舗を持つ企業がなかなか全国共通のキャンペーンを
Facebookで行えないのもフランチャイズなどで管理が
行き届かないという理由が多かったりしますが
まずは対応店舗を1部限定するのも上手な展開かもしれません。
以上、Facebook上でのアプリケーションを
活用したプロモーション事例を3つご紹介致しました。
上の2つに関してはまだ利用できるので
実際に試してみるのをオススメします。
また最後に注意して頂きたい点が2点ございます。
①あくまでも”事例”に過ぎない事
→施策を打つタイミング、業種、世の中の流れによって
大きく成果は変わってきます。あくまでも事例です。
「これをやれば成功できる」ものではありません。
②アプリケーションはキッカケにしか過ぎない事
→ソーシャルメディアマーケティングというのは
中長期的なファンとのコミュニケーションを得て初めて
成果が見えてくるものです。アプリケーションというのは
あくまでも認知してもらうキッカケにしかすぎません。

その後どうファンにブランド価値を高めてもらうかは
日々のコミュニケーションに左右されます。
アプリでファンを獲得してもコミュニケーションを
ないがしろにすると結果的に悪影響を及ぼします。
今後、Facebookページの活用事例を通しながら
ファンとのコミュニケーション方法についても
ご紹介していければと思います。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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