運用開始から1か月でファン約2万5千人、話題率50%超のFacebookページに見る集客と運用の秘訣

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今回ご紹介するのは、運用開始から1ヶ月でファン約2万5千人と急速に成長した京都水族館のFacebookページです。
ファンの増加スピードもはやいのですが、驚くべきはファンからの反響の大きさ
通常よくあるのは、ファン数が増えるほどにコアなファンの割合が薄まり、ページの盛り上がり具合も低下するパターンです。
しかし、京都水族館のFacebookページでは、1投稿につく「いいね!」やコメント、シェアの数は約1,000~3,000と大盛り上がり。
なぜしょうか。Facebookページが盛り上がる運用と集客方法の秘訣に迫りたいと思います。
Kyoto.aquarium.official130701.jpg

▲2013年7月1日時点のキャプチャ
ファンは2万5千人を超え、その話題率(話題にしている人÷ファン数)は52%を超える

プレゼントの合わせ技で、たくさんのファンを集客

京都水族館では、Facebookページオープン記念として懸賞キャンペーンを行っています。注目したいのが、そのプレゼントの組み合わせ。
プレゼントは、応募するときに以下の3種類から任意で選ぶことができます。
Kyoto.aquarium.officialcrocos.jpg
一般的にファンの数を集めるには「(少人数でも)豪華賞品」「大人数に少額商品」が効果的と言われています。
京都水族館の場合は、この2種類のプレゼント(A,B賞)が両方入っています。
加えて「10年間行き放題パスポート」という話題性のあるプレゼントも用意しているのです。こちらは、「行きたい」と思っている親和性の高い人の間で広まりそうですね。
結果的に、この懸賞キャンペーンは15,851人もの応募者を集めたのです。(応募者数はクロコス懸賞サイトより引用)
しかし、ファンの数だけ集めても仕方ありません。
なぜなら、あなたのページの投稿が流れたとき、ファンから「いいね!」などの反応をしてもらえないと、次第に投稿が表示されないようになってしまうからです。
ファンが急激に増えたにもかかわらず、京都水族館のFacebookページはファンから多くの反応を集め、とても盛り上がっています。次から、その理由を説明してきましょう。

やっぱり、まずは”見た目”から!?

Facebookページの投稿において、写真は最も重要な要素です。
写真をうまく活用すれば『ファンの目をひく』『ファンがプラスの感情を抱く』という2つの効果があるのです。
Facebookのニュースフィードは、他社の投稿だけでなくファンの友達の投稿も並び、ライバルばかり。
自分の存在に気づいてもらうには、『ファンの目をひく』ことができなければなりません。
京都水族館では、これらのように館内の動物や魚の写真を投稿しています。
Kyoto.aquarium.official0001.jpg
美しいシーンや、動物たちのかわいい姿に、癒されたり、心が動いたりしませんか?
思わず目線がとまり、プラスの感情がうまれることで、反射的に「いいね!」をしてしまいますよね。

ファンが楽しめるコンテンツを

ファンとのコミュニケーションを盛り上げるには、ファンが楽しめるコンテンツを投稿することも効果的です。
京都水族館では、魚ヘンの漢字紹介や、動物や魚についてのうんちくを語ったカルタ、クイズなどを投稿しています。
Kyoto.aquarium.official0002.jpg

▲左:魚ヘンの漢字紹介 右:カルタ

Kyoto.aquarium.official0008.png

▲クイズ URLをクリックすると答えと全身写真を見ることができる

どれも、その場で消費できるライトなコンテンツになっていることが特徴です。
Facebookのニュースフィードを流し見している状態でも手軽に楽しめますし、だからこそ「いいね!」やコメント、シェアもたくさん集まりやすいのです。

水族館をもっと楽しんでもらうために

さて、ここまでご紹介した投稿はライトなファンにも響く内容でした。
水族館というよりは、魚や動物に興味をもってもらうような投稿なので、幅広い層のファンから、多くの「いいね!」やコメント、シェアが集まるのです。
この時点ですでに、Facebookページを盛り上げるという意味では成功していると言えます。
でも、最も重要なことは本当のターゲット、つまり現実的に足を運んでくれる可能性がある人とコミュニケーションをとることです。
彼らにとって動物や魚の投稿は、ただ「かわいい」だけではなく「次行ったときに見たい」というワクワク感を生むという意味でも大きな価値があります。
そして、こちらの投稿をご覧ください。水族館のちょっと便利・お得な話をしています。
Kyoto.aquarium.official0005.jpg
京都水族館に行ったことのある人や、これから行こうと考えている人にとっては嬉しい情報ですよね。
こちらは、館内の紹介。水族館での楽しみが増えそうです。
Kyoto.aquarium.official0006.jpg
要はFacebookページから様々な情報を得たことで、お客さまが水族館をより快適に、より楽しめるようになるわけです。
ファンがFacebookページの投稿に反応するのは、ただ投稿の内容がよいからだけではありません。当然リアルでの体験が影響します。
そう考えると、Facebookページの運用をただの情報発信に終わせてはもったいないのです。
いかにお客さまの体験を楽しいものにしていくかという、Webもリアルもひと繋ぎにした発想が必要です。
そして、そういった発想で運用していくからこそファンとの関係性が強固になり、結果的にFacebookページも盛り上がるのではないでしょうか。
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柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

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