BtoBtoC企業が目指したい!三方よしのFacebookページ運用

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BtoBtoCの企業がFacebookページを運用する場合、最初にぶつかる疑問が「B向けの投稿をすべきか、C向けの投稿をすべきか」ということ。
でも今回ご紹介する事例を見てみると、その疑問すら吹き飛んでしまうかもしれません。
事例として取り上げるのは自然素材の内装建材を扱うアトピッコハウス自然とB向けもC向けも両方兼ねそろえたFacebookページになっています。現在ファン数は約4千人ですが、ひとつの投稿につく「いいね!」、コメント、シェアの数もコンスタントに40~130件ありファンからとても支持されています。

Cに向けた投稿がB向けにも

アトピッコハウスのエンドユーザー(C)に向けた投稿は、工務店(B)にとっても大切なエッセンスが詰まっているものが多いことが印象的です。
左の投稿では『「床に出来るキズ」は、家族の思い出』という価値観を提案しています。エンドユーザー、工務店とも純粋に共感して「いいね!」したくなる投稿ですよね。
同時に、工務店にとっては「こういう言葉でお客様に説明すればいいんだ!」という発見になるかもしれません。
atopico1.jpg
続いて右の投稿をご覧ください。一般的に使用されている建材と病気についての関係性を述べた上で「最近は、それを強調することは止めました。興味がある人は少ないし、楽しくないし、広がらないからです。」と書かれています。
アトピッコハウスでは、エンドユーザーを煽るような投稿を見かけません。そのかわり、事実は事実として伝えたうえで自社商品についてポジティブに語っています。
こういった投稿を定期的に行うことで自社がエンドユーザーに受け入れられるようになるのはもちろんのこと、工務店へ継続して自社のスタンスを伝えることができますす。
自社が煽るようなことを言わなくとも、商品を売ってくれている工務店が煽っていたらエンドユーザーに想いが届ききらないですよね。

「売ってください」ではなく「ともに歩みましょう」

続いて、直接の取引先となる工務店に向けた投稿も見ていきましょう。工務店向けの情報発信となると、売ってもらうための商品説明のイメージがあります。
でも、アトピッコハウスの場合はそういった「売ってください」という姿勢の投稿ではなく、「ともに歩みましょう」という姿勢の投稿なのです。
左の投稿は工務店のためのカメラ講座の様子です。工務店がきちんと家の魅力を伝えられるようなセミナーを開催していることがわかります。
atopico2.jpg
右の投稿では、アトピッコハウスが工務店とどういう関係でいたいかという想いが語られています。実は、文末からリンクされているページでは最終的にセミナーの告知がされています。
工務店に「ともに歩みましょう」という姿勢をアピールしつつ、セミナーの宣伝機能も果たしているなんて、なんとも巧い投稿だと思いませんか。
また、想いがこもったこれらの投稿は、エンドユーザーが見ても好印象が持てますよね。だからこそ、エンドユーザーも工務店も入り混じったFacebookページのファンからの支持は高いままなのです。

やっぱり人が重要!

工務店、エンドユーザーの両方に向けた投稿として、代表や専務、スタッフが綴る、日常のなかでの気づきや、事業の経緯や想いをシェアしているものがあります。
これらの投稿は人柄が伝わり親近感・信頼感を抱いたりしてもらえる効果があります。顔が見える、というのも重要な要素ですよね。実際「いいね!」も多く集まっています。
自然素材っていいね! アトピッコハウス(1).jpg
加えて左の投稿はこだわりを語ることによって、間接的に商品のクオリティを訴求できています。
ほか、これまでにご紹介してきたものも含め、すべての投稿の節々から、なかの人たちの想いがにじみ出てきています。
そこから感じられるのは「工務店にもエンドユーザーにもハッピーになってもらいたい」「健康と住まいのことについて多くの人に知ってもらいたい」という気持ちと、そのために自分たちができることは何かということ。
ぶれない想いをもった生身の人が情報発信しているからこそ、B向けもC向けも関係なくみんなの心にプラスになるメッセージを届けることができているのです。
そして結果的に支持者も増えて、Facebookページ運営者もハッピーという三方よしの状態になっていることがFacebookページの盛り上がり具合から感じられます。
もし、あなたが「B向けの投稿をすべきか、C向けの投稿をすべきか」と悩んでいるのであれば、その前に直接の取引先(B)、自社商品を使ってくれているお客様(C)の顔を思い浮かべてみてください。みんながハッピーになるために自分たちができることを考えてみましょう
そしてそこからFacebookページ運用の目的を改めて確認してみてください。それが、自分たちも含めてハッピーになるような三方よしのFacebookページ運用の第一歩になるでしょう。

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柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

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