日常の風景に紛れる商品がファンの「欲しい」を引き出すFacebookページ

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Facebookページで日常の風景を投稿しているケースをよく見かけます。運営者の素顔がうかがえたり、季節を感じたりするぶん「いいね!」も集まっていますよね。
確かにファンとの心の距離は近づきますが、そればかり投稿していると肝心な商品紹介ができないですよね。でも、いざ商品紹介をするとファンの反応も一気にひいてしまったりと、悩ましいですね。
今回は、ファンとの心の距離も縮めつつ自然に商品紹介ができるようなポイントをご紹介します。事例として取り上げるのは、キシル xylのFacebookページ。日常の風景など商品とは関係ないはずの投稿にうまく商品を紛れ込ませている人気ページです。

『日常』に紛れる商品たち

キシルは日本の木を大切にした学習机・家具の専門店です。素材だけではなく、そのデザインにもブランドのこだわりが感じられますが、その世界観がFacebookにもそのまま反映されています。
こちらの日常のワンシーンを切り取ったような投稿をご覧ください。
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写真だけでなく、文章も詩的でそのセンスが抜群なのです。季節の移ろいも感じられ、癒される内容には反射的に「いいね!」してしまいますね。
ここで注目したいのが、こういった日常のワンシーンの投稿と同じようなテイストで商品を写した投稿をしていることです。特に商品の説明もしていないため自然に紛れ込んでいますが、最後はしっかり商品ページへの導線を設けています
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このように、キシルでは日常の風景ですらブランドの世界観を伝えるように「加工」して発信しているのです。だからこそ、商品の投稿をしても違和感がない
というか、普段キシルの世界観に共感しているファンにとって、自然と受け入れ、欲しくなってしまうような流れが作れるのです。実際、投稿には多くの「いいね!」やシェアがついているほか、「ほしい」「お店にいきます」といったコメントも多く見受けられます。

学習机なのに「ちょこいちご」!?

こちらはバレンタインの投稿です。
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さて、ここで突然問題。最後についているURLはどこにリンクしているでしょうか?以下の3つからお選びください。
①”ちょこいちご”と机の写真
②机と椅子の写真
③”ちょこいちご”のレシピ
答えは②の机と椅子の写真でした。厳密にいうと、こちらの過去投稿にリンクしているのです。
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しかも、この”ちょこいちご”カラーコーデ投稿は11月20日のもので、広告出稿していた可能性が高い(※)のです。つまり最初からバレンタインの投稿を予定していたことが推測されます。
※”ちょこいちご”カラーコーデ投稿はファン数に対して「いいね!」数が多いため、投稿記事を広告にしていたのではないかと考えています。
一見商品とは関係ないように見えて巧くファンを商品へ引き込むような投稿は、ファンとの接点を減らさずに商品の話ができるというメリットがあります
なぜなら、いかにも宣伝といった投稿を重ねてしまうと、ファンに嫌がられスルーされることが多くなり、接点が減ってしまうからです。
キシルのような素敵なサプライズのある投稿は難易度が高いですが、接点を増やしつつファンにも楽しんでもらえるような投稿ができないか考えてみると良いでしょう。

キリ番投稿にも商品を

ファン数キリ番投稿は、一般的にも「いいね!」などファンの反応が多くつく傾向にあります。
キシルのFacebookページではそんなチャンスを活かすかのように、商品のプレゼントキャンペーンを行っています。効果の良い要素を掛け合わせると相乗効果が期待できて良いですね。
こちらの投稿をご覧ください。キリ番投稿の写真にうまくプレゼントを活用していますよね。
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ただキリ番お祝い投稿をするだけ、ただプレゼントキャンペーンをするだけではないのです。
世界観が伝わる写真で、より商品を魅力的にみせているあたりがファンの心を惹きこむのではないでしょうか。
このように、投稿コンテンツとして定着してきているキリ番ですが、そのチャンスを最大限に生かすにはどうすれば良いかを常に考えていきたいですね。

自然と商品を紹介できるシーンを探そう!

あまり「商品紹介の投稿」と「それ以外の投稿」と意識して分けてしまうと商品紹介がより宣伝色の強いものになってしまいがちです。
日常の風景にしろ、よくあるキリ番投稿にしろ、普段の投稿に自然なかたちで商品の紹介ができる隙はないでしょうか。キシルの投稿をヒントに考えてみてくださいね!

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柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

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