ハマってませんか?企業のFacebookページ運用4つの思い込み

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突然ですが、問題です。Facebookページの運用について、正解だと思うものを選んでみてください。(いくつでも!)
「投稿文の書き出しはキャッチ―にするべき」
「メーカーでないと商品のストーリーは語れない」
「投稿文は短ければ短いほど良い」
「自社の商品・サービスだけをしっかりと伝える」
正解と思うものはいくつありましたか?「そんなの当たり前だよ」と思った項目もあったのではないでしょうか。
でも、今選んだ項目はあなたの「思い込み」かもしれません。今回は楽天市場にインテリアショップを構えるScopeのFacebookページから、Facebookページ担当者がハマりがちな4つの思い込みから抜け出し、ファンとの関係性を深める方法を4つご紹介していきたいと思います。

思い込み①書き出しはキャッチ―に

投稿文の書き出しを「いかにファンの気をひくか」という視点で考えていませんか?キャッチ―な言葉や意外性のある文章で、ファンに目を留めてもらいその先を読んでもらおうとしますよね。
ところがScopeの投稿文は、いち生活者としての視点に立って私たちに語りかけるような書き出しになっています。「サラダサーバーは木製がいいと妻が言ったので」「映画や雑誌でみるように、キャンドルをプレートに並べて火を灯してみたかった」などといった日ごろの思いや出来事の話から文章が始まるのです。
Scope - コピー.jpg
従来の広告でお手本とされてきた「いかに気をひくか」「ノイズを起こして注目してもらうか」というスタイルではないのです。それにもかかわらず、Scopeの投稿が「いいね!」やコメントなど多くの反応を得ているのはなぜでしょうか。理由は3つあります。
A.共感を呼ぶ”いち生活者”としての視点
売る立場から商品の魅力を一方的に推してくるのではなく、”いち生活者”としてファンと同じ立場で日々の暮らしを語っています。商品はその暮らしに彩りを添えるモノとして登場するからこそ、大きな共感を得ることができるのです。
B.友達のように語りかける
そもそも、多くの人にとってFacebookにログインをする目的は友達とコミュニケーションをとるためです。
つまり、友達の投稿に挟まれて表示されるFacebookページの投稿がノイズになっていた場合、嫌がられる可能性もあるのです。それよりもファンと”友達”になってしまうほうが得策。Scopeでは自分の色を出しながらも、自然な感じでファンに語りかけているのです。
C.継続することで付合いが深まる
Facebookページでのファンとの付き合いは単発ではなく、継続していくものです。頻繁にページのスタンス(=人格)を変えるのは好ましくありません。同じスタンスで投稿しつづけることで、ファンのほうもこちらのスタンスを理解してくれ、付合いが深まるものです。

思い込み②メーカーじゃないから商品のストーリーは語れない

「Facebookでは開発秘話などの裏話が高反応だ」などという話をきいたことはありませんか?
しかしScopeでは、自分たちが開発に関わっていない商品についても、その背景や後ろに隠れているストーリー、運営者の想いなどを語っているのです。下の投稿をご覧ください。商品がもつ背景などのストーリーを紹介していますね。
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このように、メーカーのように開発現場を知らなくとも角度を変えれば、ファンの共感を呼ぶようなストーリーや想いを語ることができるのです。

思い込み③投稿文は短ければ短いほど良い

短いほうが良い、はある意味正解です。しかし、長い文章でも質の高い文章であれば「いいね!」コメント、シェアなどのファンの反応を多く集めることができます
ここまでScopeの投稿をご紹介してきて、すでにみなさんもお気づきかもしれませんが投稿文がとっても長いですよね。それでも毎回高反応を得ている理由は、本質をおさえた投稿をしているからに他なりません。

思い込み④自社の商品・サービスだけをしっかりと伝える

最近のScopeの投稿のうち、最もシェア数が多いものはレシピ投稿です。ブックマーク感覚でシェアしているファンもいると思われるレシピ投稿は、Scopeで実際に料理をつくり楽天レシピにアップした記事を使用しています。
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もちろん商品・サービスを伝えることは必要です。しかし「商品・サービスのことを投稿する」ということだけを考えていると、料理が載ったお皿(商品)の投稿をすることはあっても、レシピコンテンツをつくるという発想は生まれないのではないでしょうか。そして、単なるお皿の写真だけではここまで多くのシェアを得られないでしょう。
商品・サービスを基軸に、思い込みを捨て、どこまで発想を広げていけるかが勝負ですね。

「思い込み」を捨てよう!

こちらでご紹介した4つの「思い込み」は、それ自体決して間違いではありません。むしろ、場合によっては正しいことも多いのです。ただし、それが「思い込み」になった瞬間、ファンとの関係性を深めるチャンスを逃しているかもしれないのです。
従来のやり方と違う部分が多いFacebookマーケティングだからこそ、「思い込み」を捨てて色々なことにチャレンジしていきたいですね。
あなたの「思い込み」は何ですか?

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柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

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