ファンの心をガシっとつかみ、購入までひきこむFacebookページ運用

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あなたが最近、Facebook上でいいね!した投稿をいくつか思い浮かべてください。
おそらく、どこかの企業ページの投稿よりも友人の投稿を思いだした人が多いのではないでしょうか。
ではフィードに流れてきた記事から、思わず何かを買った経験はありますか?
この質問に「はい」とこたえる人は少ないのではないかと思います。
Facebookは企業とよりも友達とのやり取りをするためにログインしている人が大半であることを考えると、ある意味当然です。しかし、実際企業の投稿があまり記憶に残っていなかったり宣伝投稿が実際に購入までにつながっていないというのは運営側にとっては課題でもありますよね。
そんななか、今回は築地御厨 内田悟の「やさい塾」から、流し見されずにファンの心をガシっとつかむポイント、そして商品購入までひきこむ誘導ポイントをお伝えします。
先に少し説明をしておくと、『やさい塾』では「野菜の見方」を正しく理解してもらうということをテーマに講座や料理教室を開催したり、野菜の販売、本の出版まで手掛けています。そしてFacebookページでは、旬野菜の素晴らしさを伝える投稿からイベントの告知や本の紹介までを行っているのです。

発信するのは情報ではなく魔法の言葉?

野菜がテーマのページですので、投稿は野菜を買うときの選び方や調理のコツ、レシピなどのお役立ち情報が多く見受けられます。しかし、このページの見どころはそういった情報よりもさらに深いところにあります。
こちらの投稿をご覧ください。季節の節目に、野菜の絵に詩をつけた画像を定期的に投稿しています。
築地御厨 - コピー.jpg
これを見てあなたの心はどう動きますか?私は季節を感じ、ひと時の心のやすらぎを得た気がしました。
実際いいね!などの反応が多いだけではなく、ファンからは「ホッとする魔法の言葉」というコメントがついています。このページが提供しているのは、有益な情報ではなく心にプラスになる”何か”なんですね。
この投稿はニュースフィードに流れてきた際に、絵がファンの目線をとらえ内容でファンの心をガシっとつかんでいるというところがポイントです。
そして、野菜というテーマからこういった絵と詩というコンテンツまで発展させる視点も大切ですよね。
あなたも自社のページのテーマを発展させて心を動かすような投稿コンテンツを考えられないか考えてみてはいかがでしょうか。

心をつかんでから、頭を使ってもらうような投稿を

続いて、商品購入までひきこむ誘導のお話です。
こちらは出版している本から調理のコツをチラ見せするコーナーなのですが、ファンに興味を持ってもらうところから商品の購入を促すまでの流れが実に見事です。3ステップにわけて説明していきますね。
築地御厨 内田悟の「やさい塾」 - コ.jpg
ステップ①写真と詩的文章で心をつかむ
ニュースフィードに流れてきたときに、まず目に入るのは画像。クオリティの高い写真でファンの目を一瞬捉えます。画像内の文章まで見てもらえると、詩のような心に響く文章が注意をひきます。この段階でプラスの感情を抱く人も多いのではないでしょうか。
ステップ②意外と知らないお役立ち情報で知識欲を刺激
じゃがいものゆで方、きのこの扱い方など意外と知らない料理の基本を紹介しています。温度のことなど頭で納得できる情報を載せており「もっと知りたい」という気持ちを掻き立てます。
本の内容の一部をチラ見せというところが、またうまいですよね。ここは次のステップへの布石でもあります。
ステップ③商品情報へ誘導し購入検討を促す
心・頭ともに本への関心度が最高潮になった状態で、最後はアマゾンへ誘導しています。
大量に流れてくるニュースフィードの情報の中からファンの目に留めてもらい、アクションを促すまでの流れが素晴らしいです。
ここまできれいにはいかなくとも、まずはファンの心をつかんで、頭で考えてもらいたいことはその後に記載するという流れは真似したいですね。

中長期的にみたコンテンツ設計が一番重要!

ここまで1つの投稿でファンの心をガシっとつかみ、購入までひきこむ誘導のポイントをご紹介してきました。
実はこのページ、投稿一つひとつだけでなく、ページ全体でも『心をつかんで商品購入まで誘導する』ということを体現しています。
ユーザーがページを知っていいね!し、本当の意味でファン化して購入などのアクションをしてもらえるようなバランスのとれた投稿をしているのです。
例えば最初にご紹介した絵は、極論普段から野菜や料理にあまり気を払っていない人の心にも響くような、広いターゲットに対応したコンテンツです。
野菜を買うときの選び方や調理のコツ、レシピなどはまさに、野菜・料理に興味関心のある人向けのコンテンツですね。
そして本やイベントなどの直接的な宣伝は、既存顧客を含むやさい塾の本当のファンにむけたコンテンツです。
築地御厨.jpg
このように、ファンの各ステータスに対応するようなコンテンツがバランスよく投稿されることで、ページ全体としても心をつかんでファンになってもらい商品購入まで誘導する流れを作っているのです。これはFacebookページの運用を考える上で、前提となる最も重要な考え方です。単発で良い投稿をするだけでは、なかなか効果が出にくいのですよね。
まずは心をつかむ投稿を考える前に、今までの投稿やこれから予定している投稿が誰向けの内容なのかを改めて考え、整理してみるとよいのではないでしょうか。

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柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

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