顕在顧客にも潜在顧客にも、そして疲れにも効くBtoB企業のFacebookページ活用

LINEで送る
Pocket

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

突然ですが、ちょっと想像してみてください。あなたは地方にある某市の地域振興課担当者です。先日行なわれた会議で、ゆるキャラの企画制作が決定しました。コンセプト決め、デザインからグッズや着ぐるみの制作発注…初めてやることがたくさん。
さて、どうやって発注先を探しますか?
「人に聞く」「検索する」…そうですよね。
でも、今回ご紹介するオリジナル着ぐるみ製作会社KIGURUMI.BIZのFacebookページを知っていたら、きっと一番にKIGURUMI.BIZを連想するはずです。このページでは恒常的に潜在顧客とコミュニケーションを取り、ニーズが顕在化した際に検討候補に入れてもらえるような関係性を築いています。

ファンに「癒し」をプレゼント

KIGURUMI.BIZのページでは、自社のキャラクターであるビズベアをはじめ、制作した着ぐるみの写真を投稿しています。思わず心がゆるむようなシーンを切り取ったり、演出をしているところがポイントです。
まずは、ビズベアを使った投稿を見ていきましょう。会話形式での投稿で、キャラクターに人格を与えることで愛着が増し、のほほんとした会話に心があたためられます。
ビズベア.jpg
次に、制作したゆるキャラ着ぐるみの写真です。Facebook他のページやユーザーが投稿したゆるキャラの活躍シーンや、思わず笑みがこぼれるような1シーンをシェアしています。
ゆるキャラ.jpg
これらの投稿は受け手側に、ほっとしたり、心が暖かくなったり、と心にちょっとしたプラスの変化をもたらします。それは、投稿にいいね!やコメント、シェアがたくさんついていること、ファンが書き込んだ「いつも癒されています、ありがとうございます」といった感謝のコメントにも現れています。
このようにファンの心にプラスになるような投稿を続けることで、ニーズが顕在化した際に想起してもらえるような関係性を築いているのですね。

Facebook内で検討から問合せまで完結!

さて、実際にニーズが顕在化してKIGURUMI.BIZを想起してもらったら、次は検討段階。このFacebookページでは検討時に有効な情報も充実しています。
・お客さまの声紹介
納品後のお客さまからのメッセージと着ぐるみの写真をカードに加工し「ラブレター」として掲載しています。お客さまの声という、どこにでもある素材をコンテンツ化し、見栄え良く加工することで関心度を高める効果があります。一方アプリタブには「ラブレター」とだけ書いてあるので、これを見た人は「何だろう?」と思いますよね。間違いなく注目度はアップするのですが、何の情報が載っているかわからないという意味ではチャレンジングなやり方でもあります。
ラブレター.jpg
・写真投稿や動画などでの実績紹介
動画はキャラクターのイラストと、完成した着ぐるみが映されています。各キャラクターがどんな立体物に仕上がったのかがわかります。
着ぐるみ.jpg
・工房の風景を載せたブログ記事の投稿やスタッフ紹介
誰がどのような仕事を行なっていて、着ぐるみがどんな風に制作されているのかがわかると安心感が得られますよね。
スタッフ.jpg
このように、実績やお客様の声、なかの様子を発信していくことで期待感や信頼感を高めることができます。そして、実際に問合せようと思ったときにスムーズに問合せられるよう、問合せフォームも用意。Facebook内で検討から問合せまで完結するようになっています。

顕在顧客と潜在顧客の両方への対応が大切

このページでは、潜在顧客に対して恒常的にコミュニケーションをとり関係性を築いています。ニーズが顕在化した際に想起してもらえ、競合よりも有利に検討してもらえるような状況を作り上げているのです。
そして顕在顧客には期待感や信頼感を高めるような情報と受け皿(問合せフォーム)を用意しているので、問合せまでも比較的スムーズに導くことができるのではないでしょうか。さらに、Facebook内での投稿は英語対応もしているので、海外にもアプローチしているという点も見逃せません。
最後にもうひとつ大切なことをお伝えすると、このページから一貫して伝わってくるのは、着ぐるみへの愛情や関わっている人たちへの想いです。根底にこの気持ちがあるからこそ、ファンに癒しをプレゼントするような投稿ができているのではと思います。(私自身、疲れているときにビズベアの会話つき写真を見るとほっとします!)
運営側はつい、ファンにいいね!や問合せなど「こうしてほしい」と考えてしまいますが、あなたがファンに何をプレゼントできるかという視点で情報発信していくと、素敵なコミュニケーションがうまれるかもしれませんね。

The following two tabs change content below.
柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

Facebookマーケティングの教科書

お問合せ

Tags: