地域活性化ならFacebookページ!?ゆるキャラ”くまモン”が作り出す共感の仕組み

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企業のマーケティング活用においてFacebookページの活用は
もうほとんど市民権を獲得したと言える状態にあるでしょう。
従来の大きな予算を必要とする広告やマーケティングと違い、
Facebookページは誰でも無料で活用でき、
ブランド認知拡大を効果的にできるツールという点もあって
大企業だけではなく、中小企業、個人経営の店舗、さらには
セルフブランディングなどに使われるようになりました。
非常に効果的な広告が低予算で出稿できる
リスティング広告が見せたイノベーションと同じくらい
意味のあるマーケティングツールと言えるでしょう。
Facebookページを通してあなたのブランドは世界中の人達と
容易にコミュニケーションがとれるようになったのです。
企業と人がよりフラットに繋がるようになったんですね。
そして今、その仕組みは企業などの営利組織に限らず
地域活性化のためにも使われるようになってきました。
そこで今回は地域のブランド認知拡大に留まらず、
とても有益なコミュニケーションを「キャラクター」を
通じて行っている「くまモンオフィシャル」という
Facebookページをご紹介致します。
スクリーンショット(2012-02-28 18.41.00).png

①Facebookページの立ち位置について

・このFacebookページの目的は?
去年の3月に全線開通し九州縦断を可能にした
九州新幹線をご存知でしょうか?
(素晴らしいCMが話題になったので、ご存知の方も多いでしょう。)
なんと「くまモン」はその新幹線全線開通を記念して
生まれた熊本県のPR担当キャラクターです。
よって「くまモン」とファンの交流が行われている
このFacebookページの目的は「熊本県の活性化」と言えます。
さらに注目すべきが「くまモン」は
Facebookページを中心としているものではなく、
オフィシャルサイトTwitterアカウント
ちゃんと用意され、しっかりとしたキャラクター設定が
されているコンテンツだということです。
これらの魅せ方や運用から学べる点は多いと思います。
・Facebookページで伝えたいこと
プロフィールには「身近にあるサプライズ&ハッピーを見つけて、
全国のみんなに知ってもらうことが仕事」とありますが、
言い換えると熊本県の魅力を知ってもらうことと言えると思います。
一方ウォールを見ていると「くまモン」の
日常風景の投稿が多くみられます。
今のところは「癒し」という切り口から
共感を獲得していると感じます。
・誰に伝えようにしているのか?
2つあると考えます。
一人目が県外に住んでいるファンで
「くまモンに会いに熊本県に遊びに行くね!」と言ってくれる人達。
二人目が県内に住んでいるファンで
「くまモンが頑張っているから私達も頑張ろう」と言ってくれる人達。
つまり熊本県の観光業活性化と共に県民の
モチベーションの向上という2つの役割を担っていると
このFacebookページを見ていて感じます。
そして近い将来には海外のファンへとターゲットを移した
コミュニケーションを行なっていくことでしょう。

②Facebookページの内容について

・ウォルカムページ
スクリーンショット(2012-02-29 12.42.55).png
上記がそうですが、比較的珍しいウェルカムページでは
ないでしょうか?文字が一切無いのです。
これでは何のFacebookページか解りにくいと思うのですが
あえてそうしているのでしょうか?
「門」と「くまモン」にかけているのにはしばらくしてから
気付きました、なかなかシュールで遊び心ある見せ方ですね。
・ウォールでのコミュニケーション方法
ここでは「ゆるい」「癒し」「カワイイ」「面白い」
などの感情を想起させるような投稿によって
ファンから物凄い数の反応を得ています。
                                         例えばこちら
スクリーンショット(2012-02-28 17.39.26).png
約10,000人のファンに対して
いいね!/コメント/シェアの数をみると
ものすごい共感を得ているのがわかるかと思います。
基本的にこういったノリで、いい意味で遊びながら
ウォールにで投稿をされています。
もし仮に、この「くまモン」の存在意義通りに
愚直に熊本県を宣伝ばかりをする投稿であったら
ここまでの反応はもらえていなかったでしょう。
ここまで「ゆるさ」をすぐに実践するのは
難しいかもしれませんが、もしファンからの投稿に対して
いいね!がつかないと悩んでいる方は
この「くまモン」風コミュニケーションを
試してみるのはどうでしょうか。
・コンテンツやアプリによるファン獲得&コミュニケーション方法
オリジナルコンテンツは以下の3つが用意されています。
くまモン動画
熊本県の営業部長であるという設定なので、
くまモンが一般企業に訪問して熊本を売り込むという
内容の動画がいくつか用意されています。
普通のTV番組と見間違えるくらいのクオリティです。
くまモングッズ
くまモングッズの通販サイトへ誘導するページです。
商品ごとにいいね!ボタンもしっかりついています。
くまモン名刺ランキング
おもわずクスッと笑える名刺のデザイン一覧の
ページです。それぞれにいいね!ボタンがついており
それ自体が投票ボタンも兼務しているようです。
こういったページは企画&制作は大変ですが
滞在時間を伸ばすことに繋がり、エンゲージメント率を
向上していく上で素晴らしく効果的と言えるでしょう。

まとめ

このFacebookページを見ていると熊本県は
「くまモン」に物凄く力を入れていることが伺いしれました。
わざわざ外で撮影を行ってのウォールへの投稿内容や
公式WEBサイトやキャンペーンページなどを見るにつけて
とても優秀なマーケティング部隊がこの「くまモン」を
活用したブランディング戦略を担っているのではと
個人的に感じたほどです。
そのおかげでこのページはこの記事にもある通り、
投稿へのエンゲージメント率は18%を超えるものもあります。
「ソーシャルメディアで重要なのは共感」
その言葉こそ本質的ない見を今回のFacebookページを
見ていて心底感じました。
いくら「コミュニケーションをとろう!」と意気込んでも
相手からの反応がなければそもそも
コミュニケーションは発生しませんから。
相手からの反応を得る最も効果的な方法は
共感を得ることなのです。
どのような伝え方をすればファンの共感を得られるのか。
その答えがこの 「くまモン」のFacebookページを
観察していくことによって見えてくるかもしれません。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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