実践解説!ファンを集めるFacebook広告(その2広告クリエイティブ効果検証)

LINEで送る
Pocket

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

「Facebookの広告でもっとファンを集めたい!」「どう改善すればいいのかわからない…」という方へ。前回から広告内容の企画から出稿、効果検証から改善までの方法を実例を紹介しながら解説していくこのシリーズ。

今回は第二弾として広告のクリエイティブの効果検証について解説していきます!(前回の広告企画から出稿までの記事はこちらです。)

1.検証内容のおさらい

まずは、どういう目的でどんな広告を出稿していたのかの確認から!(そもそも何を検証するかを考える広告企画については、前回の記事『実践解説!ファンを集めるFacebook広告(その1出稿方法・出し方)』の1-(2)複数本の広告を考案をご覧ください。)

今回ファン獲得を目的とし、以下の3点を検証するために4パターンの広告を出稿していました。

A:投稿を広告として使用するのと、ページを宣伝するのではどちらが効果がいいのか。
B:文章量を極端に短くした場合の効果はどうか。
C:プレゼント訴求は効果があるのか。

 

2.結果を確認しよう

では、検証の結果はどうだったのでしょうか?ドキドキしながらも、さっそくデータをダウンロードしみましょう。

2-(1)データのダウンロード

広告の管理画面へ進みます。(アカウントが複数ある方はアカウントを選択した後)デフォルトで表示される画面にはクリック率やいいね!の獲得状況などは表示されません。検証に必要なデータは左ナビゲーションの『レポート』画面で見ることができます。では、さっそく見てみましょう!

ここでは、データを見やすく加工したほうが検証しやすいのでCSVでダウンロードすることをおススメします。(日本語ですと文字化けするケースが多いようなので、事前にアカウントの使用言語を英語に変更しておくと良いかもしれません。)

①レポートタイプを『広告の成果』に設定し②レポート期間の「カスタマイズ」を選択③検証期間を設定して④アウトプットの形式は「Exel(csv形式)」を選択し⑤レポート生成ボタンを押します。

こちらがダウンロードしたデータです。(使用言語は英語設定。文字化け箇所は手動で修正済のもの)似たような言葉がたくさんあってどこを見ればいいのか迷いますね。

 

2-(2)見るべき数値

今回は画像や広告文など広告のクリエイティブについて検証していきます。入札タイプや価格については次回の記事で取り上げる予定なので、ここでは入札価格については触れません。
また複数のクリエイティブを検証するときは、正確に効果をはかるために入札形式、入札価格、日予算、期間を統一しましょう。ちなみにインサイトスコープでは入札タイプはCPCベース、入札クリック単価は¥100、1日の予算は¥1,000に設定しました。

さて、いよいよ効果検証にうつります。広告のクリエイティブ検証について見るべき数値は広告のクリック率とクリックされた回数に対するいいね!してくれた率=コンバージョン率(CVR)の2つです。
ダウンロードしたCSVを加工し、以下の必要な数値だけ残していきましょう。

【元から入っている数値のなかで残す数値】
インプレッション数(Impressions)
クリック数(Clicks)
クリック率(CTR)
ページのいいね!(Page Likes)
【算出して出す数値】
コンバージョン率(CVR)

クリックされた回数に対するいいね!してくれた率(CVR)は、「ページのいいね!」÷「クリック数」で算出します。

ここで一旦まとめた表がこちらです。これでクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)が出て、各広告の効果を比べられる状態になりました。

※今回、諸事情によりサンプルとなるクリック数が少ない状態での検証ですが、100以上の数値を溜めてから検証することをおすすめします。

 

3.何が良くて何が悪いのかを知り次のアクションへ

3-(1)広告クリエイティブの評価をしてみよう

数値が出そろったところで、広告クリエイティブの効果を比較していきましょう!
当然クリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)も高いほうが良いということになるのですが、よりわかりやすくするためグラフ化してみました。

右上に行けば行くほどクリック率(CTR)、コンバージョン率(CVR)がともに高い優れた広告、ということになります。

一番効果が良かったのは②コンセプト訴求(短文)でした!ユーザーの興味をひき、しっかり成果(ページのいいね!にも結び付いています。
なんと24人中、24人がいいね!してくれました!コンバージョン率100%というのは驚異的な数値です!他の広告が文章をたくさん書いているなか、逆にシンプルな広告文が目立ったのでしょう。正直私も何かの間違いではないかと一瞬目を疑いました。念のため、証明として画面キャプチャも貼っておきますね。

では、冒頭におさらいした検証内容を一つひとつチェックしてみましょう。グラフに検証内容を書き込んでみました。

A:投稿を広告として使用するのと、ページを宣伝するのではどちらが効果がいいのか。
⇒ページを宣伝したほうが効果が良い

B:文章量を極端に短くした場合の効果はどうか。
⇒こちらは明らかに短文のほうが効果が出ています。

C:プレゼント訴求は効果があるのか。
⇒これは、意外ですがプレゼントを訴求していない広告のほうが効果が高いという結果になりました。

 

3-(2)原因を考え、次のアクションへ

数値を見比べただけでも、良い広告だけを残していくという意味はあるのですが、それぞれ原因を考えていくことが重要です。

●クリック率(CTR)について
クリック率が高いということは、それだけ自社の広告が他社の広告に比べて目立っていた、興味をひいた、ニーズが高い内容だったということが考えられます。
先に挙げた②コンセプト訴求(短文)の広告がまさに、他の広告よりも目立ったから、そして「数値から見るFacebookの裏側」という言葉が興味をひいたからこその高クリック率だったといえるでしょう。

一 方で、①投稿訴求のクリック率の低さについて考えてみましょう。投稿内容はFacebookページへのトラフィックの話と少々マニアックです。おそらく、 詳しく知りたいというニーズを持った人は「数値から見るFacebookの裏側」という言葉に興味をもつ人よりも少ないはずです。要はそもそもクリックしてくれそうな人自体が絞り込まれすぎているということです。

次からはもっと多くの人に興味をもってもらえるような内容や言葉に変えていく必要があります。

 

●コンバージョン率(CVR)について
コンバージョン率が高いということは、単純にこれからもあなたのページから情報がほしいと思った、広告をクリックしたときのユーザーの期待に応えられているということが考えられます。

もし、広告ではプレゼントをうたっていたのにクリックした先のページにプレゼントの情報がなかった、お役立ちコンテンツだと思っていたら宣伝情報ばかりだった場合にはコンバージョン率が低くなります。
広 告とリンク先のページを見て、リンク先のページを変更したり、カバー写真や投稿内容も広告実施期間に合わせたものにするなどの工夫が必要になってきます。 また、場合によっては投稿を含め、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを掲載できているかということ自体を見直す必要があるでしょう。

 

ここでご紹介した結果はインサイトスコープの場合です。あなたのページの場合はまた違う結果が出ることでしょう。ぜひ検証、改善を繰り返し、いいね!がたくさん獲得できる広告を見つけ出してみてください。

 

≪他の記事はこちら≫

実践解説!ファンを集めるFacebook広告(その1出稿方法・出し方)
実践解説!ファンを集めるFacebook広告(その3ファン獲得単価を下げるには)

 

※本記事はインサイトスコープ(現在は閉鎖)というブログにて柴が執筆した記事を移植したものです。

The following two tabs change content below.
柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

Facebookマーケティングの教科書

お問合せ