運用しやすいのはドッチ?Facebookページとmixiページ

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2011年8月31日、mixiがソーシャルページサービスの「mixiページ」を発表しました。mixiページは、企業や団体、個人が自由に作成し、情報を発信できるページです。mixiページをきっかけに、mixiの利用頻度が上がった方もいるのではないでしょうか。今回はmixiページと、Facebookページの運用の違いについて考えてみましょう。

ところで、mixiページって?

mixiの個人ページは、mixiにログインしていないユーザーはアクセスすることができません。その点が、友達とのプライベートな情報交換やコミュニケーションに向いているということで、ユーザーの支持を集めてきました。
新しくリリースされたmixiページはパブリックな情報発信の場として位置づけられています。mixiページの「ページトップ」「新着情報」「基本情報」はmixiにログインしていなくても閲覧することができます。
企業やブランドは、mixiページを使って情報を発信したり、ユーザーとコミュニケーションをとることができます。
Social Media Experienceのmixiページ

mixiページで情報が広がる仕組み

mixiユーザーは、自分の好きなブランドや興味のある企業のmixiページをフォローすることができます。mixiページをフォローすると、mixiのホームの右ペインに更新情報が表示されるようになります。
mixiのホーム画面
さらに、ページをフォローしているユーザーが、mixiページ上で何かアクションを起こすと、そのユーザーとmixi内でつながっている友人のホームに友達のアクションとして表示されます。表示されるユーザーのアクションは、mixiページの更新情報に対する「イイネ!」、コメント、アンケートの投稿などです。
友達のページに対するアクションは、mixiページの更新情報が表示される位置よりも目に止まりやすい中央のペインに表示されます(表示の上下の位置はユーザーが変更可能)。
mixiのホーム画面2
つまり、mixiページで発信された情報に対して、ユーザーがアクションを起こすと、そのユーザーのmixi内のソーシャルグラフを介して多くの人に情報が伝播していくようになっています。
2011年10月にはアクセス解析機能が追加され、フォロー数やコメント数に加え、友達からの共有によってどれくらいアクセスされたかといった効果も測れるようになりました。
以降では、実際に運用することを想定し、3つの項目を考えてみましょう。

比較:アカウント管理

Facebookページは、Facebookのアカウントがあれば誰でも作成できますし、機能に制限はありません。
mixiページも誰でも作成することができます。ただし、企業やブランドなど法人として活動する場合は、法人としてパートナー登録したアカウントを利用することが推奨されています。
パートナーには、一般パートナーと認定パートナーが用意されています。一般パートナーは、Webからの申請のみで認定され、すぐに利用を開始できますが、認定パートナーの場合は、登記簿などの必要な書類を送付し申請する必要があります。
一般パートナーでは、通常のmixiページの機能である、ページ作成、アプリの追加、アクセス解析の利用、広告の出稿などにおいては、現在制限はありません。しかし、一般パートナーでは、友達を作れないという制限の他、アプリの開発登録などにおいて利用制限があります。
今後予定されているチェックインスポットについても、スポット登録が制限される可能性があるので、できれば認定パートナーで申請しておいたほうが安心でしょう。最初に一般パートナー登録して、必要になったら認定パートナーにアップグレードすることもできます。
パートナー申請の詳細については、こちらを参照してください。
Facebookでは、個人アカウントでページ管理は何一通りできますが、mixiでは法人アカウントと個人アカウントが分かれること、申請が必要なことが運用面で煩雑になります。

比較:情報発信の内容

前述したように、mixiではmixiページに対するアクションが、友達のホームに表示されるようになっています。
Facebookの場合、同じFacebookページに「いいね!」をしていない場合、Facebookページへのアクションは、友達に表示されません。
よって、Facebookでは、そのページに対して「いいね!」をしてくれたユーザーの満足度を上げるためのコミュニケーションをすることが運用の基本になります。
mixiの場合は、mixiページとつながりのないユーザーにも、友達のページへのアクションが表示されるので、興味をもってもらえるように工夫することで、情報のつたわりを促進することになります。
例えば、ある飲食では来店したお客さんの写真を撮影し、許可をとった上でmixiページに掲載します。写真を掲載されたお客さんは、その写真に対して「イイネ!」をしたり、「おいしかったです!」などとコメントを返す可能性が高くなります。
その情報が流れてきた友達は興味を持ってそのmixiページにアクセスし、お店のことを知ります。さらに「今度、自分も一緒に行きたい」などと反応します。
このように、来店したユーザーをキーにして、内輪での反応しやすい工夫をすることで、口コミ効果をあげています。こうした活用方法は、飲食店を始め、小売店、美容室、学校などのローカルビジネスに向いているといえるでしょう。

比較:ページのカスタマイズのしやすさ

Facebookページでは、カスタマイズしたコンテンツを用意する場合、外部に公開されたSSL対応のWebサーバーを用意して、iFrameで実装する必要があります。これは、Webの知識がない方にとっては敷居が高く感じられるでしょう。現在は、日本語でも利用できるアプリが続々と誕生し、カスタマイズも楽になりましたが、アプリケーションによっては利用時に費用がかかるものもあります。
一方mixiページには、日記、フォト、Twitter連携、ホワイトボード(HTMLで記述可能なページ)などのアプリが用意されており、管理者はこれらを自由に組み合わせて情報を発信することができます。特にホワイトボードでは、HTMLの記述が可能なので、簡単にカスタマイズできます。
なお、mixiページに追加できるアプリは、サードパーティが開発可能で、ショッピングカートやクーポン発行などビジネスに直結したものから、音楽再生や占いなどのエンターテインメント系まで、様々なアプリが登場する予定です。
また、mixiページはページ背景やタイトルの色、文字色なども、ユーザーが自由に変更できるので、個性的なページを演出しやすいでしょう。
私が運営するSocial Media Experienceのmixiページでは、かわいらしい背景を設置しました。mixiページでは、FacebookページやGoogle+ページよりも、女性らしい内容や雰囲気で運用する予定ですので、ご期待ください。

まとめ:運用面はmixiのほうがやや楽?

3つのポイントで比較したところ、最初のアカウント登録の煩雑さがあるものの、ページのカスタマイズでは、mixiのほうが運用が楽です。情報発信については、mixiのユーザー特性にはまるものであれば、Facebookよりもmixiのほうが情報が伝わる可能性が高いでしょう。
10代20代の利用者が全体の65%となるmixiでは、ローカルビジネスや若年層向けのファッションや美容、映画や音楽などに関係するビジネスには特にチャンスがありそうです。
一方で、B2Bの企業にとっては、mixiよりもFacebookのほうが断然マッチします。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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