外部サイトへのトラフィック流入を最大化させるには?:メディア比較によるリンクシェア

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外部サイトのリンクをFacebookページに投稿し、より多くのトラフィックを獲得するには、どういうシェア方法が効果的なのでしょうか。今回は海外メディアのリンクシェア方法を題材にデータから考えてみましょう。
先日、人類で初めて月に行ったニール・アームストロング宇宙飛行士が亡くなったことが、アメリカで大きなニュースになりました。この出来ごとについては、多くのメディアが取り上げました。
その取り上げ方について、以下の記事がカテゴリーにわけて良い点、悪い点を分析をしています。
Sharing Visually on Facebook: How Can It Get Readers to Your Site, Too?
今回は、この記事で取り上げているメディアが、これらの投稿がされてから3日が経過した現在、どれくらいの反応を得られたのかを算出してみましょう。解析ツールであるSocialbakersは以下の計算式から求められる値を「エンゲージメントレート」としていますので、数値を当てはめて計算してみましょう。ただし、いいね!などの集計期間はそれぞれの記事が公開されてから、8月29日までの期間としています。
スクリーンショット 2012-08-29 11.33.53.png

The New York Times:過去の写真をシェア

The New York Timesは、ちょっとトリッキーなシェアをしています。The New York Timesでは、アームストロングが死去する1ヶ月前に、アームストロングの生涯を振り返ろうという趣旨で、1969年当時の新聞の一面画像をアップしていました。その写真を死去のニュースを受けて、コメントを付けて再シェアしています。
NewYorkTimes
実際の投稿はこちら
日付などから、1ヶ月前に画像をアップしたときのテキストを変更(あるいは、最新記事のリンクの追加のみ)して、最新の逝去のニュースに誘導していることがわかります。当時の新聞というインパクトのある画像を使って、興味を惹く手法です。

エンゲージメントレート

9,705+4,456+350/2,315,059×100=0.62%

Washington Post:晩年の破顔一笑

Washington Postは、アームストロング氏の笑顔の写真に短いテキストを加え、ニュース記事へのリンクを張っています。アームストロングの名言、「人間の小さな一歩だが、人類の大きな一歩だ」をテキストに入れて、彼の死去を伝えています。人の笑顔は目を引きやすいというデータもあるので、ニュースフィードの中でも目立ちそうです。ただ、一見するとただのおじいちゃんの写真なので、ユーザーがぱっと写真を見て誰だかわからなかった場合、テキストを見ないでスルーされてしまう可能性もあるかもしれません。
笑顔のアームストロング
実際の投稿はこちら

エンゲージメントレート

1,937+863+265/422,603×100=0.72%

Mashable:生没年を画像に記載

Mashableもアームストロング氏の晩年の写真を使っていますが、写真の中に名前と生没年を記載することで画像だけでニュースの内容がわかるようにしています。添えられたテキストはシンプルで「人類で初めて月に行った男、アームストロングが82歳で逝去。」です。
アームストロング氏
実際の投稿はこちら

エンゲージメントレート

6,563+6,314+545/975,403×100=1.37%

National Geographic:リンクはOGPのみ

National Geographicは、リンクを貼り付け、OGP(Open Graph Protocol:ソーシャルメディア上でシェアされた時のタイトル、画像、説明を指定することができるタグ)による画像、タイトル、テキストを表示するようにしています。投稿に添えられたテキストはリンクの紹介で「1969年12月に、National Geographic の雑誌記事の内容を転載したもので、写真、テキストの他、音声も聞けるようになっています。」ということが書かれています。
OGPだけ
実際の投稿はこちら

エンゲージメントレート

10,429+2887+271/11,456,684×100=0.11%

結果:わかりやすい画像がもっとも効果的!

エンゲージメントレートを比較してみると、画像だけで「誰が」「どうした」が一番わかりやすいかったMashableの記事が最もエンゲージメントレートが高かったことがわかります。
Mashableにとっては、こうした社会的なニュースは取り扱うテーマではないのに、これだけのエンゲージメントレートが出たのは、見事です。ちなみに記事では、逝去のニュースとともに、ソーシャルメディア上の反応などをまとめています。
もっともエンゲージメントレートが低かったのは、National Geographicの投稿で、リンクから自動的に表示されるOGPを使って記事を紹介するものでした。ただ、Facebookページのファンが増えるほど、エンゲージメントレートは下がる傾向にあり、National Geographicが他のメディアより一つ単位が上のファン数を獲得していることは考慮にいれてもいいかもしれません。
私も、自分の記事紹介のときは、テキストのコメントをつけてリンクを貼るというOGP頼りのシェア方法をとっていましたが、適切な画像を入れて紹介したほうがより多くの人に見てもらえるチャンスがありそうです。

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Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

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