【第2回】目的別Facebook活用法「お得意様をつくり、関係を深める」ために行なうこと3つ

LINEで送る
Pocket

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。株式会社TAM加藤です。
Facebookから発表された「Best Practice Guide Marketing on Facebook[Facebookによるフェイスブックマーケティング最強ガイド]」の「目的別Facebook活用法」をベースにしながら、そこで紹介されている7つの目的を達成する方法を事例を交えながら紹介します。
2回目の今回は、「5.Build loyalty and deepen relationships(お得意様をつくり、関係を深める)」についてご紹介します。
「7つの目的別Facebook活用法」は、以下の7つです。
1.Foster product development and innovation(製品の開発と革新を進める)
2.Generate awareness(注目を集める)
3.Drive preference and differentiation(気に入ってもらう、差別化をはかる)
4.Increase traffic and sales(サイト訪問数と売上を増やす)
5.Build loyalty and deepen relationships(お得意様をつくり、関係を深める)
6.Amplify recommendation and word of mouth(おすすめや口コミを増やす)
7.Gain insights(情報を得る)
目的別Facebook活用「お得意様をつくり、関係を深める」ために行なうこと
Facebookの基本は関係性にあります。あなたの企業ブランドや商品ブランドのFacebookページを「いいね!」する人々は、それによって、あなたのブランドとの関係性をつくりたいと言っています。このつながりによって、あなたのブランドは「いいね!」をしてくれた人々に対して、継続的に情報を送ることができるようになります。また、送ったメッセージが人々に共感された場合「いいね!」やコメントを通じてさらに多くの人に情報が届けられることになります。
友人の近況、仕事仲間の近況と同じように、企業やブランドとして近況を届け、関係を深める為には何ができるでしょうか。
1.「いいね!」ボタンによってパーミッションを獲得する
いままでも、インターネットを使って継続的に情報を届けるにはいくつかの方法がありました。メールマガジンやRSSフィード配信などです。
米国では、スパムメールなどが蔓延した影響で、メールマガジンは開封率や精読率低下が問題になっています。また、RSSフィードも受信するにはある程度のITリテラシーが必要である為、一般的に普及しているとは言えません。相変わらず、影響力の大きい二つの方法ではありますが、これらを補足する意味でもFacebookページやTwitterなどソーシャルメディアを通じた情報発信が重要になっていきます。
メールマガジン(オプトイン)は、あらかじめ配信の許可をユーザーに得てメールアドレスを登録してもらいメール配信を行なうものです。Facebookページも「いいね!」を通じて、あらかじめ情報配信の許可を得ることになります。こうして情報を発信する前に、許可を得るマーケティング手法を「パーミッションマーケティング」といいます。「パーミッションマーケティング」は、Yahoo!社の副社長をつとめていたセス・ゴーディン(Seth Godin)が提唱したもので、一方的に押し付けられる広告に比べ、ユーザーの反応率が高いと言われています。
ユーザーにもらったパーミッションをどの様に活かして、情報を発信していくのかが重要になります。
kfc_jpn.jpg
https://www.facebook.com/KFC.JP
ケンタッキーフライドチキン(KFC_JAPAN) 5,416人
ケンタッキーフライドチキン(KFC_JAPAN)Facebookページでは、キャンペーンの情報や新商品の情報を近況を通じて紹介されています。あらかじめ「いいね!」という許可を受けて、届けられる情報ということもありますが、従来の広告とは異なり、投稿に「あいさつ」や「天気の話」、「投稿者の個人的な商品の感想」などが加わっているため、押し付けがましい印象が軽減されています。また、暑い日に冷たいドリンクの紹介を送るといった即時性のある投稿は、いままでの広告では難しかったことです。
2.会話をする
Facebookでは「いいね!」やコメントを沢山くれる人、チェックインを沢山してくれる人、シェアを頻繁にしてくれる人など、いろいろな方法で熱心なファンを見つけることが出来ます。
彼らのアクションは、ソーシャルグラフを通じて友人たちに拡がっていきます。こうしたファンを大事に増やして行くことは、Facebookページを運営していく中でとても重要なことです。是非、もらったコメントには感謝の気持ちを込めて、返事を返すようにしましょう。
「自社のメッセージを広める」、「熱心な顧客を見つけ、彼らの影響力(クチコミの力)を最大化する」、これはソーシャルメディアの教科書とも言われる「グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press) 」の中で、ソーシャルメディアを使い達成出来るビジネス目的として書かれているものの1つで、会話戦略や活性化戦略と言われるものです。
itoham.jpg

http://www.facebook.com/itoham

伊藤ハム / ITOHAM FOODS inc. 12,713人
伊藤ハムのFacebookページでは、ハム係長というキャラクターを押し出しユーザーとの活発な交流が行なわれています。企業としての発言だと砕けたコメントはなかなか返しにくいものですが、キャラクターを語り部として登場させることでそれを可能にしています。
コメント欄を使い、企業側から名指しで返事がもらえるといったコミュニケーションもソーシャルメディア以前では難しかったでしょう。
3.場所(コミュニティ)を作る
熱心なファンが集まってきたら、そこで彼らが発表したり交流できるような場所(コミュニティ)を提供してあげると良いでしょう。先述のグランズウェルには「グランズウェル的なツールを用意し、顧客が助け合えるようにする」ことがソーシャルメディアを使い達成できるとあります。支援戦略と呼ばれるものです。
熱心なファンは、その対象となる商品について語りたいのかもしれません。また、いろんな人の意見を聞きたいのかもしれません。熱心なファン同士の交流はFacebookページの活性化にも役たちます。
uniqlo.jpg
http://www.facebook.com/uniqlo
Uniqlo 320,406人
Uniqloは「UNIQLOOKS」というファッション写真投稿コミュニティをFacebookに連動させています。そこではUniqloの服をまとった世界中のファンからファッションスナップの投稿を受けつけています。熱心なファンが、Uniqloの服を自由な発想で組み合わせ独自のスタイリングを投稿します。「UNIQLOOKS」では、「いいね!」ボタンによる評価をすることができます。自分のスタイリングが評価されることは熱心なファンにとってはとても嬉しいことでしょう。
また、投稿されたスタイリングのスナップ写真から優れたものが、今週の「UNIQLOOKS」としてFacebookページのプロフィール画像が表示されます。こうしてファンからの投稿をプロフィール画像に表示する手法は、Oreoが有名ですが、ファンの方々と一緒にFacebookページを作り上げていきます!という宣言のようなものを感じます。
iframe.jpg
https://www.facebook.com/iframe.templates
iframeテンプレート実用サンプル集 4,201人
iframeテンプレート実用サンプル集Facebookページでは、Facebookページのカスタマイズに使えるiframeのサンプル集を公開しています。htmlなどの専門的な知識がない人でもサンプルを使うことで、iframeのタブをカスタマイズすることが出来ます。
このFacebookページでは、このサイトで紹介されているサンプルを使ったFacebookページの紹介が行なわれています(サンプルを使ってFacebookページが出来ました!という報告も活発です)。Facebookページ立ち上げ時はファンも少なく、クチコミで紹介してもらえる機会も少ないのでこういった取り組みはうれしいものです。
こうして、Uniqloの様に大規模なコミュニティを作らなくても、ウォールの中で熱心なファンに発表したり交流してもらうことは可能です。発表してもよい空気を作ったり、盛り上げたりしましょう。

まとめ

今回は、Facebookを使って「お得意様をつくり、関係を深める」ために出来ること3つご紹介しました。「いいね!」してもらい関係を築き、会話をするなかで親しくなり、コミュニティを作りより関係を深める。「お得意様をつくり、関係を深める」ためには時間がかかります。ソーシャルメディアによるファンとの関係性の構築はまだはじまったばかりです。焦らず押し付けがましくないコミュニケーションを心掛けましょう。

The following two tabs change content below.
Satoshi Saito
Rex編集長 ソーシャルメディアだけでなく、コンテンツマーケティング、特にBtoB向けのコンテンツマーケティングのコンサルティングを展開。ビジネスモデル開発のフレームワークを使ったワークショップなども開催している。

Facebookマーケティングの教科書

お問合せ

Tags: