ウェブ担当者のための写真撮影講座 vol.2~素人写真をワンランクアップさせる方法~

カメラで撮影
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カメラで撮影

ブログやFacebook、Twitter、Instagramなど、自社で記事を書いたり投稿したりする担当者のための写真講座。前回は目的にあった写真を撮るためにどういう工夫できるかという話をしました。まずは、何回も撮影するなかでコツをつかんでいっていただければと思います。

2回目となる本記事では、見た人が「おっ」と思うようなワンランク上の写真を撮影するポイントをご紹介していきます。

ワンランク上の写真で見る人の気を惹こう

気軽に撮ることができるからこそ、一歩間違えるとありきたりになってしまう料理写真。あなたのニュースフィードはすでに、友達の投稿も含めて料理写真があふれているのではないでしょうか。

そんななか、写真を投稿するわけですから、他と同じような写真を投稿していてもファンにはスルーされてしまいます。では、どうすればファンの気をひくような写真が撮れるのでしょうか。すぐに真似できるワンランク上の料理写真の撮影方法を3つご紹介していきます。

なおここでは、ご紹介する写真は基本的にみなさんが手軽に撮影した場合を想定し、スマホのカメラを使用していきます。

アングルを工夫する

目的によって撮影アングルが大きく変わってくるというお話を前章でしましたが、今回は同じ目的でも撮影アングルを少し工夫することによって、見た目の印象が変わりますよというお話です。

まず、こちらの写真をご覧ください。よく写真慣れしていない方にありがちな撮り方です。

料理写真_ありがち

いきなりですが残念なポイントを挙げていきます。
・机の面積(絵で言う空白部分)が多すぎて、全体的にバランスが悪い
・上から撮影しているため、料理の高さなどが感じられない
・よく見る光景であり、特に目を惹かない
などです。実はこれらの問題は、ある一つのことが根本原因になっています。
それは、すべてを一枚の画像におさめようとしていることです。

他の写真と比べてみましょう。

Ryouri_009

お茶とパンが画面から欠けていますが、メインのトマトスープにフォーカスしたことで机の余白部分がかなり少なくなり、全体のバランスも良くなったように感じませんか。

撮影するときの目線も先ほどの写真より下になったため、料理の高さも出るようになり美味しそうにうつりますね。画面自体も斜めであり、普段の生活では目にしにくい角度からの撮影になっています。そのため、ニュースフィードに写真が流れてきたときでも「おっ」と目がいくようなインパクトが出ているのです。

もう一つ例を見てみましょう。今度は真俯瞰(真上から)の写真です。

Ryouri_005

真俯瞰からのアングルも普段目にしないという意味では、目を惹きやすいです。また、お皿に載っているものがすべて見えるというメリットもあるのですが、難点がひとつあります。それは、高さが出ないということ。ボリューム感やシズル感が表現しにくいので、料理のおいしさを伝えたいときは、あまりおすすめできません。

まとめると、アングルについては全てを画面内に入れようとせず、
・余白部分のバランスを撮る
・普段目にしない角度や目線からの撮影で興味をひく
・料理が引き立つ撮り方(立体感を出す)をする
ということがポイントになってきます。

逆光で撮影する

撮影時の光の向きは、基本的には逆光気味の写真が良いです。なぜなら、逆光は立体感が出るのですが、順光はのっぺりとした感じになりがちだからです。これは、料理に限らず商品や人物を撮るときも共通しています。

さっそく比較してみましょう。こちらが逆光で撮った写真です。

料理写真_シズル感

続いて順光の写真です。

料理写真_逆光

同じ時間に同じスマートフォンから撮影した写真です。逆光で撮ったものは、スープに光が反射したり、食べ物のなかに影が見えたりと立体感が感じられるのではないでしょうか。

光の当たりかたは、明るい・暗いという意味で気にする方が多いと思います。しかし、光の当たる方向が異なることで、被写体がどう見えるのかも意識してみる必要があるのです。

良いカメラで撮影する

スマートフォンなど携帯のカメラはいつも持ち歩いているものですし、「今だ」というシーンを撮るには良いツールです。実際ここまでの写真もスマートフォンのカメラで撮影したものを使用してきました。しかし、本当にクオリティを追及するのであれば限界があるのも当然のこと。最後に一眼レフで撮影した写真との違いを感じていただけたらと思います。

まず、左が先ほどもご紹介したスマートフォンで撮影した写真、右が一眼レフで撮影した写真です。

料理写真_比較01

料理写真_比較02

料理写真_比較03

いかがでしょうか。本記事に掲載するにあたり縮小しているため、多少画像が悪くなっていますが、大きな違いとしては
・色や明るさの表現力が増す
・(ピントとぼかしにより)強弱がハッキリつく
といったところではないかと思います。

並べて比較してみると、一目瞭然ですよね。実際に、Facebook等ソーシャルメディア運営のため会社で一眼レフを一台購入し、社員で共有しながら使っている会社もあるくらいです。
ここまでクオリティに差が出るのですから、予算があるのであれば一眼レフの購入も検討してみるとよいのではないかと思います。

一瞬のなかにもひと工夫

一瞬、何気なく撮影したように見えるワンシーンでも、見る人の目が留まる写真は、良いと感じる理由があるものです。あなたも、撮影時のポイントを意識して撮ってみてください。何枚も撮影しているうちに、きっと素晴らしい一枚が撮れるようになるはずですよ。

【料理写真提供・記事監修】
菖蒲 タケル  株式会社ALCファクトリー代表取締役 写真家

菖蒲タケル氏20年以上雑誌、広告写真撮影を中心にプロとして活動。芸能人、タレント、経営者、文化人等の人物撮影から、ファッション、料理、旅物、舞台、ステージ、イベント記録等ジャンルを問わず撮影している。「写真を撮る、撮られる楽しさを伝えて行くのも自分の一つの使命」と、近年は一般の方のプロフィール写真や結婚式、家族写真、子ども、ペット等の撮影も手がけている。

Best Beauty Photo Takeru (Photographer Takeruの紹介&Garallyサイト)
http://www.alcf-j.com/

株式会社 ALC ファクトリー Facebookページ
https://www.facebook.com/alcfactory

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柴 佳織

柴 佳織

ソーシャルメディアコンサルタント。 企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。 各種Webメディアでライターとして、Facebookマーケティング関連の記事を執筆。 企業内外でのセミナー講師を務める。主な著書に『Facebookページ販促&集客ガイド 決定版 (得する技)』(技術評論社)がある。

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