キュレーションサイトで顧客参加型コンテンツマーケティングを実現【BASE コンテンツマーケティングインタビュー後編】

金城様04
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ネットショップが無料で作れるウエブサイトBASE。ショップオーナーのための情報ブログ・相談窓口を兼ねたBASE Uは4月に15万PVを記録。前年比150%の成果を出しています。後編では、「読み手にとって価値のあるコンテンツでないと意味がない!」と話すマーケティング担当の金城様にお聞きした、BASEが今年の4月に開始したブログキュレーションサイト「BASE Mag.(ベイスマグ)」の紹介や、コンテンツ制作のポイント・効果測定についてのお話をお伝えします。

前編はこちら:http://socialmedia-rex.com/content-marketing/contentmarketing_example/3593

 

読んでよかった!と思われるコンテンツを送り出したい

Q コンテンツ制作において重視していることはなんですか?

金城様04

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金城様:まず、単純に自分が客観的に読んでみて、読んでよかったと思える、人に教えたくなるような記事かどうかを意識して作っています。タイトルに興味をそそられたから読んでみたけど、中身に有益なことは書いてなくて読んだ時間を無駄にしたと思うようなコンテンツって時々ありますよね。そういう記事は絶対に作らないようにしています。そのような記事は単に面白くないだけでなく、検索エンジンからも評価されないと思うからです。

そしてこの判断も自分たちで行っているのですが、判断基準は厳しくしていて、緩めないように心がけています。また判断の妥当性の担保のため、日頃からいろいろなメディアの記事をチェックして価値観を養っています。

次に、とにかく継続することが大事だと思っています。

今でこそ15万PVを超えるメディアになりましたが、BASE Uも当初は全然成果が出ませんでした。でも途中で投稿が止まってしまってはもったいないと思い、空き時間を見つけて定期的にコンテンツを作り続けたところ、ここ半年くらいでやっとその成果が数値に現れるようになりました。

私は前職でソーシャルメディアの運営やライターなどを経験していたこともあり、メディア運営についての一定の成功体験があったというのも理由の一つですが、きちんとした内容のコンテンツを継続して投稿し続ければ、絶対に結果はついてくるという確信があります。

またSEOも意識していますので見出しタグの配置を適切に行うなどのコンテンツの構造化や、検索で見つけてもらいたいキーワードをタイトルに盛り込むなどの対応も意識的に行っています。

 

ユーザーが作るコンテンツのキュレーションサイト

Q4月から新たに始めたメディアBASE Mag.とは、どのようなウエブサイトなのでしょうか?

BASE mugトップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金城様:BASE Mag.(http://basemag.jp/)は、ショップオーナー様のブログ記事を掲載するキュレーションサイトです。

BASEではネットショップの運営を便利にするための拡張機能「BASE Apps(ベイスアップス)」を提供しており、現在30種類を超える便利な機能を提供しているのですが、その中のひとつにブログ機能があります。

ブログ機能は、BASEで開設したネットショップにブログを掲載することができる機能なのですが、投稿の際に、BASE Mag.への掲載を希望されたショップの記事の中から、BASE側でキュレーションしたブログをBASE Mag.上に掲載する仕組みになっています。

 

Q BASE Mag.をはじめたきっかけはなんですか?

BASE mug記事一覧

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金城様:BASEのショップオーナー様は、自ら作った製品を自分のショップで販売される方が多くいらっしゃいます。ですので、せっかくなら売り手としてだけではなく、作り手にしか伝えられない想いや、製品が生まれたストーリーなどを伝えてもらいたいと思いました。

もちろん、ショップオーナー様にとっても製品のPR・情報発信の場にもなると考えたこともきっかけのひとつです。開始以来、皆さん積極的にブログを投稿されていて、まだBASE Mag.をはじめて1ヶ月半ですが、すでに掲載記事数は1,000を超えています。

ショップオーナーの声をコンテンツに

Q なるほど。BASE Mag.は新たなコンテンツの生産所ですね。他には、今後新たに制作したいコンテンツはありますか?

金城様:BASE Mag.自体もそうなのですが、BASE U本体のブログ記事上にも、実際のショップオーナー様による記事を掲載したいと思っています。

私はショップ運営のプロではないので、どんなに頑張ってもショップオーナーの実体験から得られるリアルなアイデアや思いまではなかなか表現できません。また、ネットショップ運営には、製品制作のためのデザインスキルや知識・撮影技術・コピー作成・集客・梱包など、多岐にわたるノウハウが必要になるのですが、それぞれの分野にプロフェッショナルがいらっしゃるので、そういう方々の貴重なノウハウをコンテンツ化したいと考えています。

効果測定では、短期間と長期間の双方における数値を意識

Q 効果測定についてお聞きします。どういった数値を重要な指標として設定していますか?

金城様:BASE UのブログですとやはりPVが一つの大きな指標だと思います。ただ、それよりも重視しているのは、BASE Uからショップ開設に至った数や、検索エンジンからの流入数です。特に検索エンジンからの流入数に関しては、直近1週間の短期的数値と、直近3カ月の長期的数値の双方をチェックしています。新着記事として注目された記事も、しばらく経つと読まれなくなるのではいいコンテンツだと言えません。長い期間、上位記事にランクインするようなコンテンツを作っていきたいと思っています。

またSEO対策と関連しますが、ショップ開設の獲得は、広告経由よりも自然流入のほうが多いため、検索エンジンからの流入は、キーワード毎に検索をかけてみて、関連するコンテンツがどのくらい上位に上がってくるかを頻繁にチェックしています。

コンテンツマーケティングが育む顧客との信頼関係

Q コンテンツマーケティングから得られるものはどんなことですか?

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金城様:ショップオーナー様との距離が縮まることです。

既存のショップオーナー様とイベントやセミナーでコミュニケーションをとり、コンテンツの反応をお聞きすることは自分たちの励みになると同時に、次のコンテンツ作りのアイデアとなることもあります。

また、これまで有益な情報をコンテンツとして提供しようと努めてきたこともあって、ショップオーナー様との間に一定の信頼関係が築けている実感もあります。

このようにコンテンツを通じてBASEを好きになってもらうプロセスこそが、コンテンツマーケティングの本質的な部分であり、やりがいだと感じますし、実際にBASEを好きになってくれた方が新しい方を紹介してくれることも多く、信頼関係が顧客獲得にも繋がっています。

Q 最後にBASE全体の今後の課題をお聞かせください。

金城様:BASEの個々のショップの売上を増やすことです。当初はショップ自体を増やすことを目的としていましたが、最近は包括的なサポートが功を奏しているようで、ショップの売上アップを後押しできていることを少しずつ実感しています。

個々のショップの売上を更に上げられるよう、コンテンツ制作を含め、引き続きサービス向上に努めていきたいと考えています。

まとめ〜本気で想うからこそ生まれるアイデア〜

BASE Mag.は、ショップオーナーのPRになるのはもちろんですが、世界に一つしかないものを多く取り扱うBASE市場の中で、閲覧者が買い物をするプロセスを楽しめる場所でもあります。そういった意味で、売り手・買い手双方にとって有益で合理的なサイトだと感じました。このような、単純なコンテンツを集めただけではない、実益のあるメディアを作る底力は、心からショップオーナーのことを想っているからこそ生まれるものだと思います。顧客との間に信頼関係が生まれないはずはありません。とにかく頭の下がるインタビューでした。

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