露出重視から、ブランド形成のためのコンテンツへ転換【MakeLeapsコンテンツマーケティングインタビュー後編】

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Facebookで6,000件近くのシェアを記録したスライドシェア『ショボいプレゼンをパワポのせいにするな!』をはじめとした数々の「バズる」コンテンツを生み出してきたクラウド請求管理ソフト、メイクリープス株式会社(https://www.makeleaps.jp/)。後編では、サービスのターゲット変更に伴うコンテンツの変化や、コンテンツを拡散させるためのテクニック解説、そして今後の展望についてうかがいました。

前編はこちら『優れたコンテンツはヒアリング無しには生まれない!【MakeLeapsコンテンツマーケティングインタビュー前編】

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▲MakeLeaps PR担当 向原愛海様

法人向けサービスのブランディングを目指し、コンテンツ制作もシフト

Q.昨年、顧客のターゲットに変化があったとのことですね

向原様:はい。MakeLeapsの当初のターゲットはいわゆるフリーランスである個人事業主が中心でしたが、2014年からは従業員数100名以下の中小企業をメインターゲットとしています。

ターゲット領域をここに集中させた理由は、従業員数100名以下の中小企業が組織や事業の拡大を目指す中、社員が抱える事務作業を効率化させることで、ビジネス成長をさらに加速できると考えたからです。またMakeLeapsのシステムを改変することなくそのままの形で活用しやすい企業規模が、従業員数100名以下だったというのも理由の一つです。

当初のターゲットの中心だったフリーランスを外したわけではないものの、注力する対象が個人単位から法人単位へシフトしたことにより、メディア掲載やプレスリリース掲載情報、新機能の紹介等のコンテンツが増えました。いわゆる生活者に身近で拡散されやすいコンテンツというよりも、法人向けサービスのブランディング目的の内容が増えたため、MakeLeapsのサービスに近い業務改善系アプリやソフトウエアのレビュー記事などを多く作成しています。

また、このターゲットの変化を受けて、日本の経営者層や戦略企画部・マーケターなど、多くのビジネスパーソンにとって良質なコンテンツを厳選・翻訳してご提供することで潜在顧客の接点を増やそうと、MakeLeapsは米国の顧客獲得リテンションWEB解析ツール『KISSmetrics』(http://www.kissmetrics.jp/)上にある人気ウェブマーケティングコンテンツの記事を和文配信する業務提携を今年3月に開始しました。

Q.数値面に変化はありましたか?

MakeLeapsコンテンツマーケティングインタビュー向原様3
向原様:はい。数値を見ると、多くの拡散を狙っていた2012年と比較すると、確かにPVが少なくなっています。これは一見すると良くないように見えるのですが、ホームページ自体のアクセス数は上昇しています。また、再訪問の数(2回目以降のページ訪問者数)について分析した場合、1月〜4月の数値を見ると、2015年は2014年の139%となっており、再訪率が大きく上昇していることがわかります。ターゲットの変化に伴い、今は数値を見ながら試行錯誤を重ねる時期だと考えています。

拡散のポイントはタイトル、そして投稿のタイミング

Q.コンテンツを拡散させるためのテクニックを教えてください

向原様:最近の傾向として、Twitterで拡散された記事がその後Facebookで拡散する、という流れがこれまでの傾向では多い気がします。そしてTwitterでの拡散のポイントは、まずはタイトル。もう一つ重要なのが投稿日時です。

たとえば、先ほど申し上げたとおり、現在『KISSmetrics』(http://www.kissmetrics.jp/)上の記事を一部MakeLeapsが和文翻訳しているのですが、この投稿記事間で拡散率に大きな差が出ていますので具体例を挙げて簡単にご説明します。

MakeLeapsコンテンツマーケティングインタビュー向原様4

タイトル1:『世界トップのSaaS企業に学ぶ!グロースハック9つの方法』

http://www.makeleaps.jp/blog/2015/02/kissmetrics_9saas_growth_hack/

これは、読み応えがある内容だった割に拡散率が芳しくなかったコンテンツのタイトルです。見てみると、「SaaS」「グロースハック」とアルファベット・カタカナの専門用語が重ねて使われていて、用語を知らない人は全く意味を把握することができません。タイトルは目にした瞬間に意味が通じないとクリックされることはないと思いますので、そういう意味でこのタイトル付けは非常にもったいなかったと言えます。

タイトル2:『【2015年版】WEBマーケ担当が知っておくべき業界トレンド5選』

http://www.makeleaps.jp/blog/2015/02/5-marketing-predictions-for-2015/

このコンテンツは、KISSmetrics記事の中で拡散率が一番高かったものです。タイトルに難しい言葉は一切使用されておらず、誰でもすぐに意味がわかる簡単なものです。また、投稿日が2月下旬だったのですが、これもちょうどよい旬のタイミングだったのかもしれません。時期的に「2015年」という単語が季語のように機能したのでしょう。

新年の慌ただしい業務が片付いてやっと余裕が出てきたとき、ふと「今年の業界トレンド」についての記事が目に入る、という意味で、「タイトル」と「タイミング」の相乗効果を狙うことができたのかもしれません。

業務負担を軽減させることで日本のビジネスにおける躍進に貢献を

MakeLeapsコンテンツマーケティングインタビュー向原様5

Q.今後の展望をお聞かせください

向原様:MakeLeapsは英語で「躍進を創造する」という意味ですが、これは創業者のジェイ・ウィンダーとポール・オズワルドが起業した頃の想いに由来しています。

MakeLeapsはビジネス成長(躍進)を支え、事業拡大を可能にする経営者のためのウェブサービスです。私たちは請求管理だけに留まらず、バックオフィスにおける業務負担を軽減させ、本業に集中できるビジネスプロセスを提案していきたいと考えています。CRMシステムやオンライン決済サービスとのインテグレーション、 APIのリリースなどを通して他社との連携を強化します。おかげさまで、数万社以上の国内法人に導入いただいておりますが、今後もより多くの事業発展に役立てていただけるよう、コンテンツ、製品ともに研究を続けていくつもりです。

 まとめ 〜コンテンツマーケティングの先にあるもの〜

コンテンツマーケティングのターゲットや方向性が変わっても、ユーザーにとって役に立つ記事を発信し続けているMakeLeaps。その根本にある「より多くの国内ビジネスの発展に貢献する」という企業としての想いは当初から全く変わっておらず、全くブレていないことを実感しました。

コンテンツマーケティングの企画をする際、集客や売り上げといった自社の目標に沿って考えるのは当然です。しかし、その先にある実現したいことを見据えながらコンテンツを作ることが、ユーザーの心を動かすコンテンツを生み出す秘訣なのかもしれません。

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